ヒイロチャワンタケ


 う~ん、この画良い仕事してますね~。


 ん、私? 私はヒイロチャワンタケ、キノコ界では少し名の通った数奇者なんですよ。


 その名の通りのこの鮮やかな緋色!!

 それに、茶碗の様なこの形!!


 我が事ながら惚れ惚れてしまいますよ!


 え? 食べられるのかって?

 いや、私は食べられませんよ……。


 なに! 道楽だけで役に立たないだと!

 ……なにを言うか!! 君は芸術が理解出来ないのか!?


もう良い! 帰ってくれ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る