・【解説】

 最後のセリフからもわかるように、呪われると噂されているベッドは隣のベッドと交換されました。そのベッドとは……そう、語り手のベッドですね。果たしてその呪いは本物なのか。語り手は身をもって実証することになってしまいました。


   ◆


 さて、この話の怖い点は、真実に気付いた語り手の絶望を目の当たりにする、という点ではなく(それも怖いとは思いますが、)呪いの存在を知るだけでなく、信じているにもかかわらずそれを語り手に黙っていた女性の存在です。他人のことならどうなろうと構わないというのでしょうか。


   ◆


 この短篇集は一話完結型です。是非気になったタイトルからお読みください。後半は新作多めです。


 最後に、感想、☆評価をよろしくお願いします!

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