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    第14話への応援コメント

     こんばんは。

     ここまで読みましたので感想をば……。

     ストーリーは文句ないと思います。まだ序章も序章ですので何も明かされてはいませんが、続きが気になるか? で言えば、気になります。

     ですが「文章力が足りない」と言わざるをえません。もっとわかりやすく、すらすら読めるようにしなければ、ここまで読んでくれる読者も少なくなってしまうでしょう。

     ひとつ思ったのは、3人称をやめて1人称で書いてはどうか? というものです。

    「わたしは……」という文章ですね。これに抵抗があるなら「わたしは」を『エリシアは』に変えた3人称1視点という手もあります。

     3人称は1人称より難しいです。3人称の利点もたくさんあるのですが、それはシーンごとに(作者が)憑依するキャラクターを切り替えることである程度までフォローすることもできます。

     まずは一人称でとにかく「読者にとってわかりやすく」書いてみてはどうでしょうか? 

     私も一時期は時には詩的に時には散文的に、レトリックとセンスにあふれた美文で読者をぎゃふんと言わせてやるぜ……なんて考えて書いていましたが、そんなことより読者がちゃんとスムーズに読めるか、のほうが大事です。

     ちなみに文章力を鍛えるには「読んで読んで読みまくって」「いいと思った表現や書き方」をパクるしかありません。もちろん文庫などよんでプロの作家の文章を参考にしてください。

     私がここまでわかりやすい文章でなければだめと言うのにも理由があります。

     以下は他の方の感想にも書いたのですが、

     たくさんの人に読んでもらうには、「純粋にその物語が面白いかどうか?」と同じくらい「テンポよく読めるかどうか」が重要だと私は思っています。

     極端なことを言ってもいいなら「どんなにおもしろい物語だったとしても、ラテン語で書かれていたら翻訳までして読む人はいない」ということです。

     読者はストレスを嫌います。なんか読みにくいな。この文章はどういう意味だ? とつっかえてしまったり、細かい描写が続いたりあいまいな表現がつづいてストーリーが進まない箇所が頻出すると、そこで読むのをストップしてしまうので。


     繰り返しになりますが、まずはすらすらっと読める文章を考える必要があると思います。

     ちなみに、これは才能は関係がない部分です。練習すればだれでも身につく部分です。いわば前提条件です。

     なので、私に「まずはわかりやすく!」と言われたところで、青田さんに小説の才能がないということではありません。

     ごくまれに、何行か読んだだけで「あ。このひとすごい!」という方は確かにいます。

     でも文章の才能はそういうことだけに現れるものではありません。練ったストーリー、独創的な設定、魅力的なキャラクター、臨場感あふれる描写。

     そんな才能が青田さんに秘められているかもしれません。どうか筆を折らず、基本に忠実に文章を書いて、しっかりと推古してみてください。


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    第10話への応援コメント

    ◇比べてみてください。とにかく「分かりやすく」を念頭に書きました。いいところ悪いところがあると思います。


     不思議な街があった。廃墟が積み上がってできた大きい門の正面に、大きな提灯がぶら下がっている。その門の中に見えた街はとても賑やかだった。

     車の窓ごしでも、明るい光が仄かに動いて人々の間を飛び交う声が聞こえた。――でも、その光景の中に『人』はいなかった。

     街自体がその街の記憶を再生しているんだろうか? エリシアはふと思った。


    「――それを持ってくれ」

     その呼びかけにエリシアは我に返った。言われるままにリュックサックを背負うと、カヤダは怪しげな黒いお面を差し出してきた。

    「んじゃ、これを被ってもらえるか?」

     エリシアはとてもじゃないけどその黒いお面をかぶる気にはなれなかった。顔に固定するための紐でさえ真っ黒だ。得体のしれない不気味さがある。

    「ま、お前の髪色が黒でよかったよ」

    「……?」

    「そうじゃなかったら、色々とするつもりだったからな。更に時間がかかってぞ」

    (いろいろってなんだろう。もし私の髪が金や赤だったら、黒く染められていたのだろうか?)

     カヤダの声音が急に怖く感じ、エリシアは急いで仮面をつける。……思っていたような不気味な感覚はなく、ただ、視界が少し狭くなっただけだった。

    「……なにかあるんだと思った」

    「別に、俺が渡すもの全てが変な物じゃないからな」

    「……これ、変なのじゃないの?」

    「…………」

     カヤダはそっと目を逸らす。よくよく考えてみれば、普通だったらありえない物をよく渡しているように感じてしまったからだ。

    「……この世界も変だから、仕方ないだろ」

     誤魔化すように呟き、エリシアに「行くぞ」とだけ言うと、カヤダはいつもより速めに歩いていく。

     門の中へ入る直前、カヤダはエリシアの手を強引に取った。驚いた顔をするエリシアに、

    「はぐれたら、もう一生会えないから気をつけろよ。この先はそういう場所だ」

     カヤダは優しさに包んだ脅しの言葉をエリシアにかける。そっと触れるようだったエリシアの手が途端に強くなった。カヤダもそれに気づいて、ただ握っていただけの手にすこしだけ力を入れて、エリシアの手を握り返すようにする。

     ほんのかすかにだけれど……エリシアが震えているようにカヤダには感じた。

    「大丈夫だ。何か無い限りは離さなねぇよ」

     カヤダがそう言うと、エリシアは目を瞬かせた後軽くそっぽを向いた。

     少しばかり赤くなったエリシアの耳を尻目に、カヤダは手を引いて門の中へと踏み入れていった。



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    第9話への応援コメント

     改めてよろしくお願いします。

     まずはここまでを読ませてもらった感想を書きます。

    ◇文法的な面について……

     基本的なところは問題がないと思います。ですがより読みやすくするために以下のことをお勧めします。

    ①段落の最初は1文字開ける。

     これは普通の小説ですと当たり前のことです。なろうやカクヨムなどではこれを省略している人もいますし、そのような書き方で高評価を得ている人もいます。

     ですが、この1段落を開けるをして、損することはありません。開けないと読みにくいと感じる人はいますけれど、開けて読みにくい人はいないからです。

     ですのでとりあえず何も考えずにそういうものだとおもって一文字、開けましょう笑

    ②段落にまとまりがない。

     段落とはこれが一塊である、と読者にしらせるものです。

     たとえば……

     食器棚からコーヒーカップをとって、デロンギのエスプレッソマシーンにセットした。豆は今日買ってきたばかりのキリマンジャロで、とても香ばしい。そういえば、この豆はあの子も気にいっていると言っていたな。このコーヒーを理由に彼女を誘ってみようか。

     それは良いアイデアに思えた。私は早速、スマホを開いて彼女に連絡をとることにした。

     という一文があったとして、1段落目はコーヒーをきっかけに『彼女』を物語にだすことが目的です。2段落目は彼女の電話を掛ける、が目的です。

     このようにそれぞれの段落には、内容の多い少ないはありますが、ひとつの物語の塊が入っていますので、それを意識してみてください。

     この章の冒頭の、

    下の階で、カヤダはリュックの中身の再確認をしていた。
    この中の物とあれがなくなったら、自分の命が消える。
    そうわかっているからこそ、より入念に確認していた。
    ……だからだろうか、エリシアの接近に気づかなかった。

     は、その段落の意味をなしていません。段落をもちいれば、複数の文に塊と関連性を持たせることができるので活用しましょう。



    ◇以下、私ならこうするという文章です。

     下の階で、カヤダはリュックの中身の再確認をしていた。この中の物と『あれ』がなくなったら……自分の命が消える。そうわかっているからこそ、より入念に確認していた。①

     ……だからだろうか、エリシアの接近に気づかなかった。

    「……ねえ」

    「ッ!」

     辛うじて、銃口を向けずに振り向けた。

    「……今度から、もっと近付かずに呼べ」

    「呼んでた。でも、へんじ無かった」

    「……マジか」

     エリシアがうなづくと、カヤダはリュックの口を閉めてから振り返った。①

    「……それで、何かあったか?」

    「ここの外って、あぶない?」

    「ここの外……ああ、ビルの外ってことか」


     エリシアは首を縦に振る。

    「まあ……危ないっちゃ危ないな。最悪、また昨日みたいに追いかけられることになるぞ」

     びくりと体を震わせるエリシア②

     昨日のことを思い出し始めたのか、エリシアは③徐々にドアから遠ざかっていった。

     ④……やはり、怪物に追いかけられたことは傷となって心に残っているらしい。

    「外に出たかったんじゃないのか?」

    「……どうして、そう思うの」

    「じゃなかったら、んなこと聞かねえだろ」

    「……」

     カヤダの言葉は⑤エリシアの胸の内を当てていた。否定することができず、エリシアはそのまま黙り込む。

    「比較的安全に外に出ることならできるぞ」

    「……ほんとに?」

    「ああ」

     と言ってからカヤダは、少し嘲る口調で言った。⑥

    「どうした?外に出るのが怖いか?」

    「……うん」

    「それじゃあ、俺はリシアにこの世界のことを教えてやれないなぁ。残念残念」

    「……ッ」

     エリシアは、ツギハギだらけの服をぎゅっと握りしめる。⑦


    ①段落をまとめました。また、短すぎる文章は、ぶっきらぼうな印象をあたえるので、すこし一文をながくしました。なろうやカクヨム的には短いほうが人気のようですけどね。


    エリシアは首を縦に振る。
    「まあ……危ないっちゃ危ないな。最悪、また昨日みたいに追いかけられることになるぞ」
    エリシアがびくりと体を震わせる。

     と、短い間隔で、文の最初に『エリシアは』がつづいたので、それを避けるために文の最後に『エリシア』をもってきました。(体言止め)

     気にする必要はあまりありませんが、そのほうが見栄えが良いです。


     ③わかりにくいので主語をいれましょう。筆者は頭の中に情報がたくさんありますけれど、読者は読んでいる文章以上の情報はありませんから。

     ④あのときの事ってなんのことでしょう? 伏線? それとも前の章であったこと? そのどちらであるかを読者に伝えたほうが良いです。

     少し前の行に「まあ……危ないっちゃ危ないな。最悪、また昨日みたいに追いかけられることになるぞ」とありますので、冒頭の怪物に襲われたことがトラウマなんだな、とわかりますが、すなおにそのまま書いたほうが混乱が少ないです。


     ⑤この物語は三人称神さま視点ですよね。なので、主語をこまかくいれないと読者はだれのことかわかりません。つぎの行でエリシアだとわかるのですが念のため。

     ⑥話の途中で登場人物に何かさせる場合、とつぜん文章を切って「」に移ることは私もしますが、すこし頻度が高すぎる気がします。

     体言止め(前に進むカヤダ。等)や、こういった技法は、ほんとうに必要な部分で使いましょう。乱用すると文章がぶつ切りになって読みにくいです。



     ⑦ぎゅっと、が大事ではないとおもうので、読みやすいように『ぎゅっと』をそのターゲットである『握りしめる』に近づけました。

     例)小石がとんできて、看板にあたって跳ね返って、いい音をたててから、私の頭にあたった。

     この例の文章で大事なのは、小石が頭に当たった、です。なのに小石と頭が離れすぎていて、頭にはいってきにくい。

     例の改善案)
     看板にあたって跳ね返って、いい音をたててから、私の頭に小石が当たった。

     こっちのほうがスムーズではないでしょうか。


    ◇ストーリー面において


     ①カヤダの外見についての描写がない!
     髪・目についてはありましたが、重要なキャラっぽいので、年齢・背丈、雰囲気くらいはあってもいいと思います。私の中ではAKIRAの金田でイメージされています笑

     主人公さんもあんまりないですね……。


     ②まだ冒頭も冒頭ですので、何もいえませんが、
     
     あいまいにしているものが多すぎて、頭に入ってこない

     印象があります。伏線を序盤で出しすぎなのではないかと思います。(伏線ではなくて単純な説明不足かもしれません。たとえば怪物が何なのか? についての説明は今はできないとおもいますが、どんな姿をしているのか? くらいについては語ってもいいかと。情報を小出しにするのと、伏線は違います)

     3出したらすぐに2は回収するくらいがいいかと思います。最後に明かしたい伏線ならずーっとおいておいて、繰り返し読者に提示しておいて、印象を強くする……なども必要ですが。

     今のところ私が読んでて理解したのは、

     エリシアという名前からして異世界からきた女の子がとつぜん日本?(カヤダは日本人っぽいですから)にやってきて、正体不明の怪物に襲われて、パソコンなんかもあるわりとハイテクな建物(ビル?)に逃げ込んだ

     くらいです。さらにカヤダにはトラウマ(おそらく女の子関係)がある、ということもわかりましたが、

     このカヤダの伏線の前に、もうすこし、怪物・世界観・主人公のもといた世界について の説明というか回答がほしいかなとおもいました。タイトルが盛大なネタバレなので未来の東京……あるいは怪物の出現によって大きく変わってしまった東京なのだとはわかりますが。

     どんどん伏線や、説明されない事柄が積みあがっていくと、私みたいな甘ちゃんな読者はしんどくなってしまいます。

     それに主人公も、まずは「ここはどこ? あなたは誰?」となるはずですから、そのあたりについてカヤダに説明させて読者と主人公を安心させてあげてください。(かならずしもすべてを語らせる必要はないです、簡単に)

    ※このあとすぐにその説明があったら申し訳ないですm(__)m

     では引き続き読んでいきます!! ここまでで分からないことがあったら、私の近況ノートなどでもなんでもいいので聞いてください。

     あと、悔しい!! ってなったら、私の作品も読んで、がんがん苦情を言ってくださいね笑 大歓迎です。

  • 第5話への応援コメント

    何処かわからない世界で、自分が生きていることだけは間違いない。そんな状況のヒリヒリした緊張感が伝わります。