接触……?

そこから私は情報屋フォンセとして本格的に動き出した。どんな情報でも手に入れてその情報をもとに色んな組織とのパイプも手に入れた。ぼーっとしていた時、ピロンとパソコンに1件の通知が入ってきた。「……次の仕事?えーっと……ルノリオン……焔の光石のティアラを希望する……ね。依頼人の名前は……ルネ……っと」私は依頼人の名前と依頼の内容をメモして早速顔も知らない相手に『ご依頼確認いたしました。よろこんでお受け致します。依頼料は5000万ヴェーロ。振込口座は資料等をお渡しする時に。フォンセ』と返信をして早速依頼の品について調べ始めた。依頼の品を調べていると【世界八大秘宝】の検索にヒットした。そこには私が住んでいた村の事も書いてあった。

(世界八大秘宝……ヒメウソ村のオッドアイ……こんなモノのせいで村の皆は……)そう考えながら私はルノリオンのティアラについて調べはじめた。




依頼から一週間が経ち、私は資料を渡すためにカフェに来ていた。(目印は……白の十字架に黒のコート……あっあの人か)辺りを見渡したあと目的の人物を見つけ目の前の席に座り目の前の人物に小さく笑みを浮かべながら声をかけた


「貴方がルネさんですね。会うのは初めてですねフォンセです。」

「あぁ。では早速見せてもらおうか」

「かしこまりました……こちらがお求めの資料になります。ルノリオンのティアラは世界八大秘宝のひとつにも入っているのでセキュリティクラスはSSクラス。盗めるのはサフズルと……あとはアップグルントくらいかと。」

「ほう……いい情報を貰った。振込はどこに?」

「口座はこちらに。ではまたのご利用をお待ちしています」そう告げて私は立ち上がり家に帰った。相手がこんな事を呟いてるとは知らずに……


「もしもし……あぁ俺だアレンに伝えろ。"面白い奴を見つけた。指定する日にアップグルントのアジトに連れてこい"ってな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る