第6話 宇宙人にアブダクションされた!?

アブダクションとは

“拉致”や“誘拐”などの意味がある。


筋トレのマシーンにもアブダクションがあるが

今日は宇宙人によるアブダクションのお話し。


私は何度もアブダクションを経験している。


寝ている時になんらかの方法でUFOに引き上げられて何かをされたり、何かを教えてもらったり…


良い宇宙人もいれば

とても悪い宇宙人もいる…


目が覚めた時の感覚で違いがわかる。


まずは良い宇宙人から…


今から10年ほど前に起きたアブダクション。

私は、喉風邪をひいてしまった。

次の日は大事な用事があってどうしても治したい!


「どうか風邪が治りますように」

祈る様な気持ちで寝た…


><><><><><


気がつくと宇宙船の中にいる。

私は、ベルトコンベアの様なものに寝かされている。


白衣を着た背の高い青色の宇宙人が

ベルトコンベアの機械を操作していた。


「まだ実験段階だけど…」

と言いながら、機械の設定をしている。


「え!?またこの機械?これを通るとダルくなるんだよね〜」

となぜかボヤいてる私…


右側を見ると、少し離れたところで

母や友達が「頑張れ!」と応援している。


私(頑張れと言われても…)と思いながら寝ていた。


「よし!出来た!いくよ〜」

青い宇宙人の呑気な声が聞こえた。

なぜかその宇宙人は友人のGさんだと思った。


私(そういえば私の風邪が治るようにってGさんは言ってくれてたな…)


ベルトコンベアが音を立てて動き出した!


「頑張れ!」

の声援がより大きくなった。


ベルトコンベアが流れていく先には

トンネルの様な所があった。


トンネルからは

綺麗なパール色の液体?がシャワーの様に出ていた。


液体に触れてもなぜか濡れない…


私の身体の全身が

パール色の液体のシャワーを浴びて

トンネルから出てきた。


予想通りすごくダルい…


青い宇宙人「喉の痛みはどう?」


私「治ってる…でも、やっぱりダルい…」


青い宇宙人「それはしょうがないね…でも治って良かった!」


私「ありがとう」


私はベルトコンベアから降りた。


母や友人が

「頑張ったね!」

と駆け寄ってきた。


お礼を言う私…


裸足だったので

靴下を履こうとするが…


右足の指に違和感が…


指が多い????


1、2、3、4、5……6!???


右足の指が6本!!!!!


左足は???


左足も!!!!6本!!!!!


え!?

手は?????


両手とも6本?????


私「何これ!?指が6本になっちゃった!」


近くに居た母や友人が

え!?

という顔で私から遠ざかる…


青い宇宙人「あ!!!設定間違えちゃった!ごめん!ごめん!」


呑気な声が聞こえる…


><><><><><


その時!

目が覚める私!!!


すぐに手を見て指の本数を数える!

5本だった!


足も数える!

5本だった!


私「よかった〜」

思わず安堵の声が漏れる…


私「夢だったのかな?はっ!喉は???」


寝る前まで、ツバを飲み込むとすごく痛かったのに

喉がすっかり治っている!!!


夢じゃなかった様だった。


青い宇宙人さん

ありがとうございました。







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