第二話 早番を口説いとけ!

前回までの『早番にまわしとけ』は?

「倉橋由佳子さん」

「野鳥はペット雑誌ですか?」

「ねえ、うまく書けたかと思わないかい?」


『残り××ページで驚愕の展開が! どうか辛抱してください、あらゆる言葉が伏線だったと気づいたとき、あなたの心を揺さぶります!』


「野鳥雑誌はどこに置くのが正解だと思う?」


「完璧さばかり求めちゃいけない。少しゆるいくらいでちょうどいいんです」

「偉い人の言葉ってのは扱いが難しい。恥ずかしながら、敬遠しがちになる」

「告白されたら断れない」


『ようこそさかえブックス江』


「仕掛けていますからね」

「美しい誤読」

「僕はね、自分が面白いと責任を持って……」

「ペイペイ払いで」

「すみませーん、ありますかぁ」

「じゃあ何冊までなら買えるんだ?」

「呪いです」

「だったら、相思相愛だな」


……

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