第20話 安倍首相逝去につき

 正直、当日にはニュースについて行けなかった。今でもやや混乱している。しかしどうも僕は冷ややかで、「危険な思想を持った人物が引退したから良かった」「今までの報いだろう」とも同時に考えてしまう。ある方は冥福を真摯に祈っていたが、僕はそういう風に思えない。感情の薄さもあるけれど。

 あの人は現代日本の象徴だっただろう。教科書にも載る。賛否は分かれるだろうが改革は数多く実行した。それがいなくなった喪失感というものは感じている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/191cba23fb96338a05f0ae561d1cd01a34da458f?page=1

 さて、そのニュースだが、やはり僕は「特定の宗教団体」が気になってしまった。その団体が何なのか、というより、なぜ秘匿するのかということ。

 その疑問に対する暫定的な答えとして、このニュースがあがった。憶測をさせないようにして団体への風評被害をさせないようにするという目的らしい。


 記事の中にはもう一個気になったものがあった。知床遊覧船事件のときはキャスターが喪服を着なかったのに今回の安倍首相や芸能人の死去の際には喪服を着ていたという指摘だ。

 人の命に重さがあってはならないということを大きく再確認させられた。

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