『言葉』という形にできない、この気持ちは——。

読ませて頂きました!
こちらは、ありとあらゆる事柄を定められたNPCにフォーカスした作品。そこに特別な感情が芽生えたら——キャラの内心に迫りながら物語が進行していく。
限られた制約の中で起きた予期せぬ気持ちを自覚しつつも、世界とって自身のあるべき形を何度も再確認する描写は、NPCだから抱くであろう葛藤を巧みに演出しています。カタルシスのある世界観が魅力的な、完成度の高い短編小説です。