8月

空色カメレオン

体が今の空の色に染まっていく。爽やかな水色、時間が経てばオレンジ色。時に白色が混ざって、薄く広がって美しい。

やがて夜になると、私の輪郭は解けていく。薄くなって、広がって、私も夜の一部になっていく。

そうして全てを包んで、私は広い空の中でゆっくり眠るのだ。

見える一つ星は、私の証。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る