田渡 芳実のウダウダ ポエム(と言っても内容はエッセイです)

田渡 芳実 (たわたり よしみ)

第1話 人間が生きるとは

人間は生きているという。


本当だろうか。


般若心経はんにゃしんぎょうには五蘊皆空ごうんかいくうと言って、この世の全ては実体が無いとされるらしい。


しかし、世の中の人間は生きるのに必死だ。


・・・当然、私も含めて・・・。


人間が生きていくのは大変な事だ。


世の中は、苦悩と不幸と災禍さいかに満ちている。


それに負けじと努力しても、報われることはほんとんど無い。


しかし、人間は努力する。


その方向が必ずとも正しいとも、限らないのに。


徳川家康は「人生は重き荷物を背負って坂道を上るが如し」と言った記憶があった。


・・・が、しかし・・・、


中島敦は「人生は坂道を駆け下りるようなものだ。急にストップすると転んでしまうので。何とも知れぬ重荷を背負って駆け下り続けるしかない。」の様な意味合いを私小説に記してた記憶がある。


・・・どちらが本当なのだろうか?


このような時、ダンテの「他人には言いたいことを言わせておけ。お前はお前の道を行け。」


この言葉が想起される。


皆さん、強く生きましょう。


勿論もちろん、私も強く生きていきますので。


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