第3話和菓子店にて

今日は老舗和菓子店のイベント日であった。

ゲストとして呼ばれた。

観客は高齢者が多かった。


「こんにちは、皆さん。たくや君も挨拶しなさい」

【じじい、ばばあ、まだ生きていやがったか】

「おいおい、毒蝮三太夫どくまむしさんだゆうじゃないんだから~」

【若い姉ちゃんはいね~のか】

「さっ、トリスおじさんは、イチゴ大福餅が好きなんだ。たくや君は?」

【僕は甘いモノ苦手!】

「そうか~、おじさん悲しいな」

【昨日、実はちまき食べたんだ】

「ほぅ、ちまきね。美味しいよね」

【一杯、食べたんだ!何でか分かる?】

「分かんない」

【お腹、空いていたんだ】

「お腹、空いていたら大抵のモノは美味しいしからね」

【じじい、ばばあ、もう終わりだ!帰りやがれ!】

「口わりいなー。皆様ありがとうございました」


「いや~、面白かったです。どうぞ、謝礼です」

トリスおじさんは謝礼を受け取った。

電車の中で確認した。

諭吉君5人いた。帰りにスシローに立ち寄った。

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