第3話 あなただけじゃ、ない!「愛がほしい…」 そう言う小学生も、いてさ。 これは、レアな恋愛相談だろうな。たくさんの人が、悩みを抱えていた!

 この相談会で、本当に、悩みが和らぎそうかな?元気になれそうな愛の心は、開きそうかな?

 うわ!

 悩む人は、多い!

 社会人まで、私たちのステージに、やってきた。

 「生活保護を、申請しました。アパートに入居することが、できそうです。でも…」

 急に、声が小さくなってしまった。

 「住むところは、何とか確保できても、仕事が、見つからないんです。孤立した気分になって…、何もかも、いやになってきて…」

 大人には、そういう悩みが出るんだな。

 「そうしたら、楽しそうな音が、聞こえてくるじゃないですか!そこで、このステージ、変わった相談会に、やってきたんです」

 おお。

 「つい、やってきちゃいました」

 そうか、そうか。

 「Gホイホイ」みたいにならなければ、良いけれどね。

 「何となくやってきてみたら、身体が、自然に、動き出しましたよ!高齢者じゃないけれど、生きがいが見つけられた気分になれました。仕事探しをする元気が、出ますよ!」

 うん。

 まあ、良いや。

 やったね。

 感謝の言葉を聞くチャンスが、貴重でならなかった。

 「…コロナ禍。きつい、世の中ですよね?自分なんか、誰にも必要とされていないんじゃないのかって、不安でなりません。ここのステージをにくれば、別ですけれどね!」

 そっか…。

 生きることに、不安なんだね。

 1人ぼっちにさせては、ならない!

 「もっと、悩みを、聞かせてください!」

 客というのか、私たちのファンとは、軽い言葉でしかなかったとしても、気持ちを交わせる関係を作ることが必要だった。そうやって、だんだんと、皆が、気持ち良く、生きていけるようになれば良いんだ。

 「俺にも、愛がほしいなあ…」

 そう言う小学生も、いてさ。

 恋愛相談にもなりそうで、苦笑い。

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