アイドル生活相談スペース①~がおー!相談会をやってみたら、意外な相談もきちゃいました。こういうのって、恋愛相談ですか?~

@maetaka

第1話  アイドル候補生たちが、悩み相談を受け付けます。「皆を、助けてあげたい!」街中ステージで、わっしょい!面白いことに、なりました。

 「疲れた人たちを、いやしてあげたい!」

 「悩んでいる人たちを、助けてあげたい!」

 「私たちも、元気になりたい!」

 もう、2年が、経ったんだな。

 コロナ禍の、バカ。

 いやなことを思い出させちゃって、ごめん!

 中学生アイドルと強がっていた私たちは、悩んでいた。

 「私たちにできることって、何だろう」

 「何だか、ヤングケアラーのよう」

 「アイドルって、こういうものなのかな?」

 友達皆と、責任感の嵐をさまよっていた。

 「ヒナ?がんばれ!」

 「アイドルに、なるんでしょ?」

 友達は、そう、言ってくれるんだけれどさ…。

 正直、私、もう、がんばれそうにないんですけれど。

 「助けてもらいたいのは、こっちだよ」

 真面目。

 真面目だからこそ、こうも思うわけで。

 「誰かを助けてあげようっていうのは、ある意味、ぜいたくな思いなんだろうか?」

 …と、悩みまくっていたら、良いことがあった。

 市で、面白い改革。学校になかなかいけない期間、救いの手が、差しのべられたのだ。

 市長にいわせれば、こう。

 「村おこしを、しましょう!」

 いや、いや、いや。

 ここ、村じゃあ、ないんですけれど…。

 私たちは、悩みすぎた。悩んで悩んで、引きこもっちゃいそうだった。だったというのか、たぶん、今も。

 だからこそ、町中ステージは救いの手で、輝いて見えていた。

 もう、楽しもうよ。

 「部活とか、やめて良い?」

 そんな声も、聞こえて…。

 皆が、つらいんだよ。

 「だったら、ステージに上がろう!」

 そうして、私たち放課後アイドルは、生まれた。

 メジャーデビューはできていないので、まだ、アイドルの候補生っていう感じなんですけれど。

 友達何人かと、わっしょい!

 単に、ステージに立って歌ったり、踊ったりするわけじゃないんですけれど。

 まずは…。





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