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目次
逢瀬
待ち合わせた駐車場で
後部座席にスルリと乗り込んだ
おはよう
久しぶり！
久しぶりだね
元気だった？
うん
外は家族連れが行き交う
ショッピングモール
ガラス一枚隔てたここは
待ちわびた逢瀬の空間
行こうか？
もっと近く
もっと濃密に
確かめないと落ち着かない
好きすぎてもてあました気持ちは
私だけじゃなかったと
離れていても同じ気持ちだったと
痛いほど抱き合うまで
落ち着かない
重ねる逢瀬は
私をどんどん欲深にする
もう少し先へ
もう少し深く
限られた時間の中で
つかの間
ブレーキをはずす
次の逢瀬まで
じっとしていられるように
カラダに刻む
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