離脱

本来、吐くなんてセリフを入れた日には読者が離脱しそうなのだが、これが現実であるから致し方あるまい。某番組ではキラキラとか呼称しているが、まぁ、俺の話では特にそんな配慮はしない。


「どうぞ。えーと、ヒール痛そうなんで早く脱いでください」


「わ、悪いわね。

お邪魔するわ」


俺は彼女を招き入れ、鍵をかけなかった。

なぜならば、どうせトイレだけ貸して追い出せばいいという魂胆だったからである。


「取り敢えず、トイレは借りなくて

いいのよ」


「へ?」


「お腹が空いているから、何か消化のいいものを。あとはシャワーを借りるわ。

そして、ベッドも借りるから宜しくね」


「はぁ!?」


何言ってんの、この美人!!


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