海に行きたいと君は見上げた

白い部屋の窓辺に夜を見ながら

海に行きたいと君が言ったから

海に行かせると僕は誓ったとも


長過ぎた時間をへて二人は今に

地球を仰ぐスペースヨットにて

軽くなった君と電算に宿る僕で

重力と光子に帆を立てふな出よう


星運が指す10万年の航路の先の

君が目指した新たなる海へ共に


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