君の温もりが残る

 気がつくと、律の温もりが残るベッドで目覚めた。ああ、やっちゃった。未練がないようにと別れたのに、昨日の僕は弱い。すると母から電話が入る。「準備は大丈夫?」なんのこと?「まさか知らないの?律の」律のことは別れてから何も聞いてない。少なくとも昨日までは。「自殺した律の葬式今日なのよ」

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