居候の地雷系は料理が下手

 終着駅で泣いていた地雷系を拾った。彼女は料理が下手だ。出前にするからいいと言っても毎晩作ってくれる。恋愛ムードになりがちなのも正直やばい。あっちは初対面のつもりでも、私は彼女のことを前から見ていたのだから。十九年前、彼女の母と一緒に天の川の星たちを数えようとした夏の夜からずっと。

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