主に自作に出てくる競馬の用語解説

ちーよー

1話と2話で出てきた競馬用語解説

自作品になります↓

https://kakuyomu.jp/works/16816927862973944090



桜花賞

3歳牝馬限定戦 阪神競馬場 芝1600m

桜花賞、オークス(優駿牝馬)、秋華賞と言った牝馬3冠競走の初戦である。

上位5着までにオークスの優先出走権が与えられる。

2022年の1着賞金は1億3000万円。


オークス(優駿牝馬)

府中競馬場 芝2400m

上述した3歳牝馬限定戦G1の2戦目に当たる。オークスは英語で『樫』と言う意味であり、オークス優勝馬を『樫の女王』と呼ぶこともある。

2022年の1着賞金は1億4000万円



パトロールビデオ

本来は競争中の進路妨害などの不正行為を判断するために撮影されたVTR。

TV中継のVTRよりも高い位置から取られており、全馬の状況が俯瞰的に分かるため。不利を受けて力が出しきれなかった馬や、レース展開等がTVのVTRよりも分かりやすい。

その為に本来の目的とは違って、競馬ファンに取っては馬券を予想する上で非常に参考になるヒントが隠れている。

個人的にはめちゃくちゃ重宝して繰り返し観ます。

JRAのホームページやグリーンチャンネル(競馬有料チャンネル)から確認できる。


大外枠

1番外側の枠のこと。

通常フルゲートなら8番枠、馬番なら18頭立ての場合、18番

コースや馬場状態や馬の脚質にもよるが。内枠に比べて距離ロスが起こりやすい為に不利に働く場合が多い。


差し脚質

馬の脚質の逃げ、先行、差し、追込、自在、マクリ、の中の1つである。

差しは、レース前半は馬群の中団から後方に位置し最終コーナーで前方に進出する。

性格的に馬群に入っても怖がらず、瞬発力を武器とする馬が多い。


トラックバイアス

コースにおける有利不利。コース形状から来るものもあれば、その日の馬場状態による有利不利もある。馬場の含水率やクッション値もJRA公式サイト等から確認出来る。

トラックバイアスによって逃げ、先行が有利や最終直線は外の馬場が伸びやすいので、差し追い込みが届きやすい。など、馬券予想する上でも欠かせない要素。


血統

ブラッドスポーツと呼ばれる競馬において、競走馬の能力に一定の大きな割合で寄与している要素。

競走馬の遺伝的な素質は母馬から55〜60%を、父馬から40〜45%を受け継ぐと言われている。 


サンデー系

後述するサンデーサイレンスを基幹となす系統。

ディープインパクトやステイゴールド、ハーツクライ等

主に瞬発力がある馬が多く最大の武器としている。

現代日本競馬と非常にマッチしサンデー系は猛威を振るっている。


ノーザンダンサー系

ノーザンダンサーを基幹とする系統

現代世界競馬においてミスタープロスペクター系と並ぶ2大血統である。

ニジンスキー、ヌレイエフ、ノーザンテースト、リファール等

日本競馬では一時期ノーザンテーストが独占していたが、サンデーサイレンス登場以降は下火になってしまった。


母父

ブルードメアサイアーとも言われる。父の血が1番濃いが、隔世遺伝で母の父の特徴が伝わるというケースも多々ある。血統を重要視する上では母父も非常に大切な要素である。父としてはイマイチでも母父としては優秀な種牡馬も一定数いる。


5代血統表

父馬と母馬それぞれ遡って5代前までの祖先の馬名が記載されている表。

血統重視で競馬予想する人が重宝する。


9代血統表

父馬と母馬それぞれ遡って9代前までの祖先の馬名が記載されている表。

生産関係者や血統研究家などが使用する事が多いので一般の競馬ファンは通常使用しない。

血統マニアなら表をみているだけで1時間は楽しめます。


○○の4✕3

○○には祖先の馬名が入り、父方と母方の祖先に同じ種牡馬がいた場合に使われる。

4✕3の場合、父方の4代前と母方の3代前は同じ馬と言うことです。このクロスがあると、その祖先の能力が受け継げられやすい。と言われている。

父方の3代前と母方の4代前が同じ馬なら3✕4となり、血量は下記と同じになります。


18.75%

上述した4✕3(3✕4)を血量に治すと18.75%(4代前祖先6.25% 3代前祖先12.5%これを足す)になる。過去にもこの血量を持つ名馬が多いために、奇跡の血量と呼ばれる

もちろん確率の問題なので、この血量を持つからといって走る訳ではなく、走る馬の多くに見られる。と言った事である。


サンデーサイレンス

アメリカ産まれで現役時もアメリカのレースに出ていた名馬。

引退後は日本で種牡馬入りし、13年連続でリーディングサイアー(産駒の賞金額)を獲得し、現代日本競馬を一気に世界レベルまでに底上げした大種牡馬。

サンデーサイレンスを基幹とする系統が現代日本競馬において最大勢力となっている。


デアリングタクト 

2017.4.15産まれ 青鹿毛の牝馬

父、エピファネイア

母、デアリングバード

母父、キングカメハメハ

2020年時のコロナ禍の中で史上初となる無敗での牝馬三冠を制した名馬

持続力のあるスピードが武器である。


エフフォーリア

2018.3.10産まれ 鹿毛の牡馬

父、エピファネイア

母、ケイティーズバート

母父、ハーツクライ

2021年時に皐月賞、天皇賞秋、有馬記念を制し年度代表馬になった名馬。

2021年に出走した天皇賞秋では前年の3冠馬コントレイル、女王グランアレグリアと言った古馬勢(年上)を蹴散らし、19年ぶり父方の祖先シンボリクリスエス以来、3歳での天皇賞秋制覇。

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