僻地に棄てられた少女の話、気付けば魔獣の多頭飼い。

悲惨な話が始まるのかと思えばそうでもなかった。
ティムという言葉すら出てこない作品であるので、当然ティマーではなさそうな主人公が成り行きで魔獣と暮らしている森の屋敷。
突然、幼女が生家から放り出されて送りつけられた放置屋敷だが、そこに遺されていた前家主(故人)の発明魔道具がすごすぎる。
でも主人公はピンときていない。かといって天然系鈍キャラでも無駄にポジティブキャラでもない。淡々としたネグレクト少女が、彼女なりに熟慮して暮らしていくサバイバル生活が楽しい。

といった第一部はとても楽しく読める。
第二部は、面白展開は陰を潜めた別作品。

その他のおすすめレビュー

@mitankoさんの他のおすすめレビュー59