愛央とたっくん

小糸匠

Honan High School 1st Season

第1話 入学式と部活紹介!!チア部の人生、始まります!

あたし、琴乃愛央15歳!横にいるのがちょっと変だけど頼れるお兄ちゃんのたっくんこと、琴乃匠くん!うちとたっくんは今日から高校生!華のJKになりたいなぁ・・・。


わたしはたっくんにハーフアップを作ってもらって、リボンをつけたの。愛央、チアやってるからリボンはかなりあって、今日は気分でハーフアップにしたのよ?うち基本ポニーテールだからっ・・・。それからたっくんとふたりで高校に行ったらなんか騒がしいの。どうしたのかなぁ?


あお「たっくん、あれどうしたのかな?」

たく「わがんね。だけんが俺らを迎え入れようとしてんじゃねぇか?」

あお「そうかなぁ。ってかたっくん方言強いね」

たく「いつものこたべ」


たっくんと愛央は製鉄所のある千葉県君津市生まれ。愛央は小学校からチアを始めて、たっくんは空手を始めたの。だからかわからないんだけど、たっくんは方言が強く出る。うちは標準語だけど、たっくんは標準語に加えて房州弁が出るって。


門をくぐると、拍手がわき起こっていた。愛央は人見知りだからたっくんの後ろに隠れちゃったけど、たっくんは先生と話していた。愛央たち、特待生だって!


そして入学式が終わって、たっくんと二人で教室に帰ってきたの。机の上には部活紹介のパンフレット。明日あるんだって。うちはたっくんに提案してみたの。


あお「ねーねー、たっくん部活紹介行く?」

たく「俺は行かないつもり。あじしたんよ」

あお「チア部の紹介あるから行きたいの」

たく「じゃあ愛央だけ行けば?」

あお「たっくんもいないと愛央やだ。ぴえん」

たく「ったく」


結局なんだかんだ言ってたっくんはついてきてくれたの。たっくんのそういうところが愛央好き♡


翌日、部活紹介でたっくんを連れてったうちは即決しちゃった。たっくんは悩んでたけど、私チア部に入ることにしたの!


あお「たーっくん♡」

たく「愛央は部活決めたっぽいな」

あお「愛央ね、チアやる!」

たく「継続は力なりだな。3年間頑張りや」

あお「ほんとはたっくんの応援がしたいんだもん」

たく「やっぱそこは愛央だな。俺は暫し考えるか」

あお「ふふっ。(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」


うちは抱きついて、たっくんに甘えたの。これからたっくんと二人で華の生活を始めるんだから!

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