ギャルだったあの頃は遠い目です。共感できる等身大の恋愛にコメディもね!

おおっと唸る、一つのことに詳しくなれる王道ラブコメです。

主人公の若生颯太くんは、新しい教室で颯爽と輝くギャル――ここ大切です、ギャルの吉沢愛梨さんとボーイミーツギャルする訳です。

まさに華麗なる遭遇と言えましょう。

先ず風貌や雰囲気から入り、それから、彼女の秘密に触れることになるのです。

彼女の百合百合しいご趣味だとか、成績があっかーんな所だとかは、恐らく若生くんにとってのみならず吉沢さんにとっても無問題な所なのでしょうね。

そう、お馬さんぱかぱかが問題なのですね。

恋愛一辺倒どころではないのです。

若生くんのモブキャラコンプレックスから脱する成長物語よりも、私も競馬ものが好きだったりしますので、そこに惹かれないと言えば嘘になるでしょう。

古いゲームから、大ヒットダービースタリオン、アニメでズキュンなウマ娘ちゃんまで好きやと夫の隣で叫びたい感じです。

かく言うゲームは夫と同じだったりしますが。

あら、いやん。

因みに方向音痴のあの娘が好きだったりしますね。

吉沢さんの他に、野々宮葵さんと言う、カクヨムにおける栞を持たせて本に挟む仕草が似合いそうなお嬢さんナンバーワンっぽい素敵な方に何を隠そう、隠せない想いがあったりなかったりな所もうずうずいたします。

競馬用語集も併設されておりますので、別館の方でご覧になれます。

私もURLからお邪魔いたしました。

作者様は奥深い。

私もね、むかーしむかしの或る日のことじゃった。

ギャル、ギャルだと煩い男性がおっての。

色々あって、結婚しましたよ。

タイトルとエピソードタイトルにギャルの文字が入っているのには、深い訳があると思います。

それでなければ、作者様は、計算で書かれております。

いずれにしても、特筆すべきは、等身大の人物が絡み合っている点が素晴らしいと思います。

以上には個人の感想が含まれますが、楽しく拝読できると思います。

是非、ご一読ください。

その他のおすすめレビュー

いすみ 静江さんの他のおすすめレビュー454