第14話さらば旭高等学校

1学期の終業式に2人の教員のお別れの挨拶があった。ヒロ坊とトノ様だ。

青シャツが、

「先ずは貴島宏樹先生」

ヒロ坊はマイクの前に立つと、

「8年間お世話になりました。じゃっ」

余りにも短い挨拶だった。

「次は、神岡智広先生」

「皆さん、8年間お世話になりました。最後に皆さんに聴いてもらいたい、メッセージがあります、どうぞ!」

トノ様は、録音機をマイクの側に向けた。


【これからも、福光書店さんに我が高校の教材はお願いしますよ!ねえ、教頭】

【はい】

【これは、少ないですがどうぞ!】

【分かってるね~。100万円は固いね】

【左様でございます】


生徒も教員もザワザワしてあた。福光書店との癒着が明らかになった。

舞台の上て、ヒロ坊、トノ様はばか笑いしていた。

ヒロ坊とトノ様は学校を辞めてたら。学習塾を作る予定だった。

その晩。タヌキと青シャツは臨時の保護者説明を開いた。

内容はまた、次回。

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