なろう小説と落語って似てるの巻

江戸時代における落語と言うのは、もしかしたら今の時代におけるなろう小説みたいなものだったのかもしれない……とふと思う。


昔からある英雄譚ではなく、社会に対してメッセージがあるわけでなく、あくまでも大衆の娯楽の為に作られた物語だし、だいたいが庶民が主人公で特に何か大きな事件が起きるわけではない。


けど面白いからつい聞いてしまうし、それを大衆が支持したから今日まで残っているのだと思う。


それって、結局なろう小説じゃん。

いやもちろん色々違うのは当然だけど。


なろう小説は英雄譚だけど、大きな世界を救うとかではなくてハーレム作りたいとか、長屋の熊さん八っつぁんみたいな俗に塗れた主人公がなんかやろうかと軽いのりでダンジョンもぐったりする所から始まるじゃないすか。


でだいたい何かやらかしてダンジョンの奥で熊さんが古代遺跡の遺物を間違って開封しちゃたりして、こらダメじゃないかと八っつぁんに怒られてるうちになんか魔王とか復活しちゃったりするじゃないすか。


こら参ったね。俺たちで何とかして魔王倒しちまうしかねえか火事と魔王は江戸の華ってねーなんて言いながら火消しののりで魔王倒すじゃないっすか。


ほらなろうって落語でしょ。


……え、全然違う?


こりゃまた失礼しましたー

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