第15話 サルベージ・ログ 兄弟姉妹の喧嘩作法

 異能力者としても、格闘家としても強い義姉の光輝シャイニング、同じく能力者であり、銃士でもある実兄のレインボー。そして、ただ強い剣士なだけの灯。


 この三人が兄弟喧嘩をすると、町の一区画が文字通りの意味で崩壊する。


 三人の他に、忍者や魔法使いの兄弟姉妹が五人居り、全力で余波を食い止める為、これでも被害は最小限に抑えられているのだ。


 八人が総出で喧嘩する事こそ無いが、協力し合えば容易く惑星一つを葬り去る事さえやってのける。


 打撃、斬撃、銃撃。どれが一番強いのか等些末な問題で、一番ヤバいのは破壊神の使徒を怒らせる事に他ならない。


 個人個人の技量が達人級。くわえて、武器は唯一神の使徒から譲渡された逸品。先天的異能力もさることながら、後天的能力である魔法や錬金術もお手の物。


 ドライビング・テクニックだってある上、機動戦士すら一から設計しては造り出す。


 オマケに弟子も精鋭揃いで、師匠に従う良き者が多い。洗脳とか自尊心をへし折ったとかではないから注意する事だ。


 そう、揃いも揃って、どこに出してもヤバい一大戦力でもある。


 しかしながら、直属の上司たる破壊神は昼行灯が過ぎるため、ポンコツすぎてまるで宛てにならない。挙げ句の果てには左遷されてしまった。


 九人目の使徒も弟子達の融合体のようなモノなので、総合力では灯達には敵わなく、裏方止まりである。とはいえ、上位陣の底辺に位置するので、十分強い部類だろう。




 そんな中、上司である神魔だけを見た下位の使徒は、当然というべきか調子に乗る者も出てくる。同じ神魔の一柱ですら破壊神の使徒を軽んじて見下す。


 が、大抵は痛い目に会ったり、見たりして考えを改める。


 それでも考え直さない奴は転生リセットさせるだけだ。




 強い使徒には称号のような二つ名が、尾鰭背鰭と一緒に付く。例えば剣王や剣聖といった達人に冠するモノだ。


 王や帝は大した違いが無いものの、神と付く名称の二つ名はそのまま一柱に数えられる事もある。


 謂わば神々の末席に使徒にんげんが加わるのだ。当然、それは神を討つ為に必要なプロセスが短縮されるので、神魔は勿論、外敵やその辺の神様を簡単に殴れたりが出来る。


 神を殺すのは異種族なら大変な作業だが、仮にとはいえ同族と成れば、それはただの潰し合いとなるだけで、人と人が争うのと大差無くなる。




 使徒にとって重要なのは二つ名よりもコードネーム。


 光輝や灯といった明暗、虹や天候等を指す気象、彩や濃淡といった色彩、恒星や月等の惑星や衛星、芸術や学術である文化。


 使徒のコードネームには能力から採られたモノもあるが、基本的にはその戦闘や好む戦術に起因する。


 判明している攻撃が惑星規模の破壊力を持つなら、惑星から相応しいモノを付けられ、どんな状況でも戦えるなら、色彩関係から付けられる。


 特化型や特定の拘りがあるなら明暗、補助が得意なら文化系の名が付く。


 戦っても判明しなければ気象現象から採られる。大規模な災厄は惑星を滅ぼす迄には至らないが、それでも脅威である事に変わりがないからだ。


 研鑽を重ねて来た使徒の中には、拘りを捨てたり、攻撃規模が拡大した者もいるが、それでコードネームが変わる事はない。


 ただ、最初に与えられたコードネームから、戦闘力を推測する事が出来る程度であり、上位陣はそれすら宛てにならない。


 二つ名そのものはどうでもいいのだが、どうしても名乗りたければ、二つ名を名乗る資格がある候補達に勝たなければいけない。


 これは上位陣に関係なくても、下位陣には大いに関係してくる。


 例えば神を持つ二つ名であれば、持つだけで神をも討てるようになるのだ。通常は最低でも九十九神が宿る武器が必要となり、さらに仲間達との連携と信頼が不可欠となる。


 それらを無視出来るのが上位の使徒。個人の力量だけで神を 討つ事が出来るのだから、神が宿る武器もいらなければ、防具やもしもの保険、連携も不要となる。




 通常であれば特に断る必要もないので、上位の使徒は神の二つ名を持ち、更に神が宿る武装を持っていたりもする。


 数ある神の二つ名のうち、銃神と拳神等はほぼ固定化されつつある。しかし、剣神の二つ名はいまだに空席のまま。


 原因は剣神に勝った事のある灯が、剣神の称号を名乗らず、一介の剣士のままだからである。


 神や仏すら刀で斬れる為、今更剣神などと言う仰々しい名はいらないのだそうだ。


 だが、周りはそうもいかない。ただの剣士が異能力者の最高峰を追い詰める事は不可能なので、見栄の観点から相応しい二つ名を贈られる。


 剣の道に生きる者と言う意味で、灯は剣豪と呼ばれるようになった。剣の道を突き進むうちに、神すら討ち果たす事が可能となった、故に剣神を倒せた。そういう言葉遊びの意味合いもある。


 ただ、二つ名を持つ者以外が、二つ名を名乗る事は許されていない。


 それでも灯が頑なに拒むので、剣神の二つ名は依然として元剣神が暫定的に名乗っている。


 が、そういった事例を知らない使徒が、勝手に剣神を名乗ろうとする事がたまにあり、そのたびに剣神が勝負を挑まれていた。


 そして、剣神に勝っても剣神の二つ名は名乗れないと知ると、その使徒は灯を捜す旅に出る。


 運良く灯を捜し出せても、灯は剣神の名を掛けた勝負を断ってしまう。灯自身の二つ名が剣豪である以上、剣神は別の人に当たれと無茶を言うのだ。


 無理に勝負を挑む使徒もいるが、それで勝てた試しはなく、もし勝ったとしても非公式なので無効になる。


 故に剣神の名は欠番扱いとなり、腕に自信がある使徒が獲得しようと跡を絶たない。


 剣神候補を倒し、剣神を降し、剣豪に勝てて、ようやく剣神を名乗れるが、剣神よりも剣豪が強いので、誰もそれを成し得てはいないのである。


 上位陣は強情な灯を説得する事に諦め、剣神が手に負えない案件を、周囲が連携する事で、巧みに押し付けていく事にした。


 銃神である虹と、拳神である光輝がいるので、灯も嫌とは言えないし、決して言わない。


 強者の元へと強者が寄って来るとも言うので、それを利用してはまだ見ぬ強者を求めて刀を振るう。それが灯の生き甲斐でもある。




 ある時、灯の前に剣神と呼ばれる異世界人が現れた。


 その世界で最も強い剣士、それが異世界の一般的な意味での、剣神と呼ばれる存在だ。


 無論、灯も強い剣士の一人。一介の剣士として挑まれるだけなら応じもする。


 相対する剣士の六割が西洋の剣を、四割が東洋の剣を振るうが、中には東西の剣を二刀流として振るう者も居れば、槍や棒を振るう剣士も居た。


 酷い時は銃とナイフを構えたり、魔法で作った剣のみで戦う者もいたりする。


 異世界によって事情が違うとはいえ、銃や魔法は卑怯にも思えるが、灯にはどちらも通用しない。


 魔法の技量は濃淡の方が上で、銃は虹の方が上だから怖くも無いのだ。


 勝負の末に相手が弟子にしてくれ、と言って来る事もあるが、灯は弟子をとらない。


 剣の数だけ剣の道があり、最強へと至る過程もそれだけある。だから灯の教えを真似しても、強い剣士にはなれない。なれるのは平凡な剣士であり、そこから抜け出す努力を怠らない者全てが、次代の剣神へと至る雛型である。


 格闘家や銃士にしてもそう、達人になるまでの道のりは険しく、師範として教えるのは達人になるよりも難しい。


 故に使徒が弟子を取る場合、それなりに才能がある者を選ぶ。





 灯は虹と光輝、濃淡と鍛練を行う事が多い。


 弟子を取らないなら、兄弟姉妹に業を教えるように約束を取り付けたのだ。


 また、模擬戦で負けたら弟子を取るようにも言った。


 業を盗むのは常套手段なので灯は了承したが、弟子は育成が非常に面倒だと逃げる。


 そこで、数多の弟子を取り、高弟達に他の弟子の面倒をみせている濃淡が、選んだ弟子は自分の弟子が世話をすると言った。


 剣を振るうなら、どのような戦闘スタイルであっても剣士なので、灯は渋々ながら濃淡に任せてしまう。


 広義でいうなら濃淡も灯の弟子だが、濃淡の戦闘スタイルは主に魔法となる上、濃淡自身が魔法使いの専門家である。


 魔力量に似合わない精緻な技量で、通常よりも高火力と低燃費を実現しているのだ。普通なら魔力にモノをいわせた火力を連発するが、物量で攻め品質で守るのが得意分野となる。


 近距離は光輝や灯の教えに従い、防衛戦専用の記憶を辿る事で、大抵の魔法や攻撃を受け流してしまう。


 遠距離を狙撃する時は、虹の教えを元にした記憶を用いる事で、かなりの命中率を誇る。


 また、例え不意打ちを受けても恒星から習った変わり身で回避し、彩から盗んだ情報収集の技術を応用した戦況分析を使い、退避しつつ反撃を行う。


 ガン=カタと剣を打ち合う最中での魔法行使を纏め、近接魔法戦も使ってくる。


 剣の間合いに入って刃を止められれば、普通の剣士は対応出来ない。鍔迫り合いの最中に魔法を使われては、避ける暇も無いのでダメージを受ける。




 ただし、灯達は違う。


 虹は蹴り技、光輝は合気道、灯は回避して即座に反撃する。


 例え額や足から魔法を射ち出しても、三人は怯まない。


 これは使い出す前の初手でも同じ。


 魔法使いのほとんどが手を起点に魔法を放つものの、濃淡クラスの魔法使いともなれば、どんな魔法であろうと何処からでも放てる。


 手が多いのは精神統一等の、世間一般的な魔法技術から教わったがための思い込みからきている。


 魔人や悪魔等の魔法に長けた種族でない人間には、詠唱等の工程が必要となるものだ。


 身体の内側からエネルギーを放つのに、最も想像しやすいのが掌だったが故に、魔法は手から放つモノという教えが浸透する。


 それは致し方無い面もあるが、そんな当たり前すら疑わないで魔法使いとは、濃淡達からしてみれば詐欺師も良いところである。


 禁忌を怖れず、常識に囚われないのが本当の魔法使い。


 そして、過ぎた科学を用いる事で、魔法と科学を曖昧にさせ、相手を欺く事も戦い方の一つ。


 行き過ぎた科学は、魔法と区別が付かない以上、どこまでが科学で、どこまでが魔法なのか、その判断力を鈍らせていく事で勝機を見出だす。


 その科学を採り入れたのが武術であり、人間という種族の集大成である。


 魔法や異能力よりも確実に、化け物を倒し、神すら討てる。


 だからといって濃淡が弱いという訳ではなく、優劣がひっくり返るその瞬間まで、いかに粘れるかどうかと言う問題だ。


 間違いなく濃淡も強者であり、灯達に次ぐ実力者である。




 灯が虹に食らいつき、近接射撃すら怯まないので、ガン=カタで刀の持ち手を弾き、蹴り技を繰り出す。弾かれた方向へと倒れこみ、蹴りをかわした灯は、立ち上がると上段から打ち込む。


 虹は柄尻を正確に蹴り抜き、灯の手中から刀を真上へと弾き、リボルバーの煽り射ちを三発行う。横一列に飛ぶ銃弾を灯は鞘で防ぎ、拳を虹の腹目掛けて放つ。


 なおもガン=カタで受け流し、足払いで転倒させ、マウント・ポジションを取る。が、真上に弾いた刀が落ちて来ており、虹の背中へと迫っていた。


 虹は峰が当たると読みきっていたので気にせず殴りに行くも、その最中に背中に悪寒が走る。下の灯は不敵に笑っていた。


 わざと真上に弾かせ、落下地点に誘き寄せただけでなく、上に伸ばした足で刀の落下する場所を変え、峰から切っ先にしたのだ。当然、虹の無防備な背中に突き刺さる。


 が、その手前で光輝が柄を握り、刀を止めてしまった。と、同時に濃淡が灯の頭を踏み、虹の顎に膝を入れる。


 気絶した男二人は端に打ち捨てられ、今度は光輝と濃淡が戦う。


 近づいてデンプシー・ロールを繰り出す光輝に対し、拳に拳を合わせて不発させ、距離を取る濃淡。拳はいかに速く連打しようと増えはしない。


 杖の長さを調節し、棒術で打ち据える濃淡。光輝は最小限の動きでかわし、徐々に間合いを詰めていく。


 濃淡が横薙ぎに振るった後、一瞬で眼前へと迫る。が、まだ濃淡は焦ったりはしない。


 攻撃の最中は回避途中と同じように、身体の動きが制限されてしまう。


 更に反対側で横薙ぎ、しかし、今度のは棒ではなく鎌であった。光輝は振動する刃の側面を打ち、上方向へと弾く。


 瞬時に剣に変形させ、切り返して上段から斬り掛かる濃淡。拳にて剣の腹を打ち、剣筋を変えてしまう。


 その打ち合う瞬間を待っていた。


 剣が弾かれると、その方向に回転する濃淡。打ち合った光輝も、作用・反作用で逆方向へと回転してしまう。


 光輝は瞬時に重力が無い宇宙空間を連想し、柏手一つ。錬金術で周辺のに棘を生し、濃淡の接近を牽制する。


 が、濃淡は上空へと飛び立っており、逆に距離を取っていた。


 翼を展開し魔砲を構え、マシンガンの如く連射していく。それを光輝は、ワーム・ホールにて真後ろに立つ事で回避する。能力と錬金術により、距離は関係ないのだ。


 更にワーム・ホールを多重展開し、最速で動作無しの連打を、ガードの内側へ叩き込む。


 濃淡は地面に超重力を発生させ、瞬間的に落ちて行こうとするも、光輝の能力がそれを許さない。重力の発生を抑制しているのだ。


 また、全方位からの打撃は身体の一点へと集中していく。


 打撃エネルギーが一点に集まると、質量を僅かに持つ。絶え間無くエネルギーが流れ、その質量が圧縮され始める。圧縮が続くと、やがて崩壊してしまう。


 崩壊すると、浸透していた打撃エネルギーが、内側で爆発を起こすように広がる。


 つまり、臓器一つくらいなら、吹き飛ばす事が可能となるのだ。それが心臓なら人間はひとたまりもない。


 しかし、濃淡の心臓は何とか耐えた。普段から衣服は元より、皮膚や臓器に魔力を貯めては、妖精に置換していたので、今では赤血球にすら妖精が宿る程である。


 要するに衣服は元より、身体の内側も頑強だったと言う事だ。


 光輝は驚くも、打撃が今一つならば、効果が違う技を繰り出すだけと立ち直る。


 人体が苦手なモノの一つに、摩擦があるので、中国拳法の奥義を打ち込む。拳や掌を高速で相手の身体に擦りつけるのだ。


 が、それすらも濃淡は耐え抜いた。というか、摩擦エネルギーそのものは、ほとんどが衣服で効果を激減させている。妖精の擬態は伊達では無い。


 浸透する摩擦エネルギーも魔力強化で緩和した。


 受けた熱エネルギーを指先に集め、超小規模なビッグバンを放つ。しかし、光輝はワーム・ホールで反射させるように軌道を変えた。


 元が自分の魔力なので相殺してしまう。自分が出した技で怪我する愚は犯さない。


 濃淡は舌打ちしたい気持ちでいっぱいだが、宇宙一つと同義な存在、それが光輝なので諦めた。


 こちらが法則を弄って来たから、向こうも法則を用いている、ただそれだけの話。


 真っ向勝負だけなら、純粋な格闘技だけで戦ってくれる。


 ただ、その格闘技は対人が主であり、法則そのものを打ち破るような、常軌を逸脱した事までは不可能。故に能力を使ってきたとみる。


 濃淡はこの場の空間に魔力を浸透させつつ、今まで持ちこたえて来た。


 今、この時より、この世界は濃淡の支配下となる。




 ワーム・ホールが次々と閉じていくのを見て、光輝は時間切れを悟った。


 外側の宇宙は濃淡のモノとなっている以上、もうワーム・ホールはおいそれとは使えない。


 普通なら、光輝の魔力をも支配下に置けるのだが、光輝の能力がそれを受け付けない。内側に秘める宇宙は、絶えずマルチバースしては独立しているためだ。


 宇宙を壊すには退魔の波長を持って斬り捨てるか、宇宙が膨張する以上の攻撃を打ち込むしかない。


 また、能力を展開している状態の光輝は、普通に斬られたとしても、致命傷にはならない。


 試しに異世界を紙一重でこの世界に重複させるように召喚し、天使アンジェを破った業を繰り出すも、内側の宇宙を身代わりにして防がれた。


 濃淡は宇宙を纏わせた光輝の拳を捌きつつ、月へと後退を余儀なくされる。


 星座魔法で黄道十二宮を召喚する。次に惑星魔法で擬似的な流星群を落とす。更に月に降り注ぐ自然の隕石も、軌道をジグザグに変えて落としていく。


 それらを三体に分身して打ち砕く光輝。


 その戦闘を端から見れば、ゴッドなMS対バルキリーなMSであろう。


 しばらくすると、戦場である月が耐えきれずに砕けた。


 濃淡は月の破片に紛れ、光輝の背後を突く。が、光輝はいやと言うほどそういう戦闘状況を、アニメ等で見て来たので、容易く捌く。


 別の破片へ打ち付けられる濃淡。それを追撃する光輝。


 拳が迫る最中、濃淡は太陽を召喚し、盛大な自爆を敢行してきた。


 蒸発するかの如く熔ける周囲の破片。焼け死ぬ分身。如何なる抵抗をも許さない圧倒的な熱量。


 しかしながら、光輝は笑顔だった。つられて濃淡も口角を吊り上げる。


 光輝が手刀を濃淡の顔の真横に打ち下ろす。と同時に、背後から一閃。それを追う銃弾が一点に駆け抜けるのが解った。


 更に、光輝が三重の極みを放つと、また一閃と銃弾が追従する。


 十重二十重もの連続攻撃を繰り出すと、太陽がゲートの奥に押し込まれてしまった。


 濃淡には、振り返りもしない光輝の背後に、灯と虹が居るのがはっきりと見える。


 舌を出してあざとく笑うも、光輝に殴られて舌を噛み、悶絶してしまう。


 やっぱり通用しなかった、と内心で悔しげに叫ぶ濃淡。


 対照的に、そんな義妹の成長を頼もしく思う光輝。


 もう少しで、虹や光輝といった強い異能力者とも、全力で渡り合える事だろう。


 そうなれば、唯一神の使徒と気兼ねなく遊べるというもの。




 終わったとみて、彩達が転位してきた。


 協力して月を修復する作業を行い、録画した映像を編集して、唯一神の使徒達へ贈る。下位や中位の使徒に見せるらしい。


 ここまで出来て、ようやく上位陣と見なされるのだ。腐らず、精進してもらいたいものである。






 ※角使いのダンジョン・マスター。その主人公の信子が、見た映像がこれ等となります。長い事放置してましたが、仕事が落ち着いたのでここに載せた次第です。

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