第44話 登録ですよね? (9)

 でも小汚い男は、そんなア・リシャーの事等、気にもとめない様子で直ぐにニヤリだ! 小汚い男はア・リシャーへと満身の笑みを浮かべると。


「アリちゃんと後々揉める事になったらいけないから、前もって言っておくけどさ。この冒険者組合・ギルドで働く女達は、アリちゃんも含めて、全部俺の物だから。俺が気が向いて他の娘と会話や仲良くしていても、男の性と言う奴だから怒らないでよね」と。


 小汚い小男に怯えていたア・リシャーがまた自身の顔色を変え、呆れるような事を。彼女が怯える事を忘れさせてくれるような台詞を小汚い男はア・リシャーへと、ヘラヘラと懲りもしないで告げてきた。


 だからア・リシャーはドン! と自身の机を勢い良く叩き。


「あなたぁ~、いい加減にしてください~! 警備の人か、近衛隊の人にきてもらいますよ~!」と。


 彼女は怒りをあらわにしながら小汚い男! 臭い小男へと不満を吐き! 諫め! 逮捕するぞ! と荒々しく告げる。



 ◇◇◇




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