41 異常な性的倒錯

 場面

 緘黙

 。


 私は、確かにそう言った処が幼い頃からあった。


 私は、と或る時から、性欲が無くなった。


 他者に、恋愛感情を持たなくなった。


 旦那も嫁も居ない。


 恋愛感情は不必要だ。


 殺人、殺害。暴力ガ、僕の全てだ。


 「変わった人間ダ。」


 「イヤ・・・。そもそも人間なのか。」


 犯罪テキな思想。


 子供襲い。


 ヤバイ人間。


 幼い子供ニシカ、其の欲望ヲ見たセナイ。


 其れは劣等感からくる、そういった弱者をいたぶる興奮。


 その男は、犯罪を繰り返した。


 「子供への性的行為を止められない。」


 変態。妄想。性的興奮を得るバリエーションの豊富さ。


 一体、何時から、だ。


 性倒錯。


 子供への性倒錯。


 「監視させるべきだ。」


 危険人物。


 「子供を襲う危険人物。」


 ヘドフィリア。


 「汚らしい。」


 「衝動的に子供を、子供を、襲ってしまう。」


 「残念だ。」


 少女の父親は言った。


 「死ねや。」


 バン!バン!バン!


 「うああああう。」


 死んで当然だ。


 此れ迄多くの少女や少年を襲ってきたんだ、きっとこれが天罰何だ。


 「御父さん。あの変態おじさんを殺してくれてありがとう。」


 「当然だ。娘を。こんなに小さな娘を犯した。クズだ。」


 「小児性に愛なんて或るものか。」


 父さんはそう言って、その男の遺体を焼いて殺した。


 ヤバイ。


 危険な。


 小児性愛。


 性思考が、少女や少年をターゲットにする危険な性愛者。


 「のみの様に沸いてきやがる。」


 殺しても、殺しても生まれてくる、そういった危険思想の犯罪者。異常な小児への、執着。小児への願望。


 「こういった奴がいるからいけないんだ。」


 警察はこういった人間を見つけ次第打って殺した。


 ロリコン。


 「ロリコンさん何ですか?。」


 少女は、僕に聞いて来た。


 「違いますよ。」


 「え~。怪しい・・・。ほんとですか。」


 「知れない人には連いていっては駄目なんですよ。知っていましたか。おじさん。」


 僕はげんなりととした、ちゃんとした人間だった。


 「僕を、子供犯しのヘドフィリアだと思わないでくれ。」


 僕は違う。確かに僕はヘドフィリアを、そういった異常な人間を見たことがある、長さな馴染みがそういった犯罪的な男に侵されそうに、暴力を受けそうになったことがある。


 「僕に君を守らせてくれないか。」


 「え。どうしてですか?。」


 「君は、やばい男に付けられているだろう。」


 「はい。」


 「見てしまったんだよ。僕は、君が危ない男に絡まれている所を。」

 「はい。貴方は安全なのですか?。」


 僕は安全なのだろうか。彼女の害にならないだろうか。其れは分からない。警察を頼った方がいいのかも知れない。


 「さあね。僕なんかより警察に頼った方がいいかもしれない。」


 「でも、まあ。僕が何とかするよ。その男と話を付けてくるよ。」


 「かっこいい。ヒーローみたいです。」


 「計幸沙汰にはされたくないんだろ?。」


 「出来るだけの事はやってみるさ。」


 僕は、あの犯罪者と話を付けに行こう。


 困っている小学生を放ってなんて置けない。


 汚らしい、見てくれの正にそういった汚らしさを持った男がいた。


 公園で、子供を見ていた。誰かを狙っているのだろう。登校、下校時にはこういった変質者が現れる。


 僕は思い切って、その男に証拠写真をみせた。


 その男を通報した。


 警察が来た。


 僕は事情を説明した。


 厭な役だなと思った。


 今後この男の恨みでも買って、粘着的に何かをされるのでは無いのかと恐怖を覚えていた。


 「この男は無期懲役にしてください。」


 「危険です。」


 男は畏まった。


 こういった時だけその本性を隠す犯罪者なのだろう。


 「この男のやってきた多くの犯罪の証拠があります。」


 「未だ、人は殺していない物の、完全な犯罪で、今後そうなる危険性があります。」


 「わかった。君の身も危ないだろう。こういった人間は粘着的にそのルサンチマンで、ストーキングをして、復讐をしようとするものだ。此れ迄の捜査からこの事はわかっているよ。」


 探偵の仕事を始めてから、いくつかの警察の暴いていない、社会の見過ごされたおおくの犯罪、その予備軍を、懲らしめてきた。


 「あの子供たちは性的被害を受けています。慰謝料を取ってもいいくらいです。」


 「しかし、まあ。このクズをどうしたものか。」


 こういった奴は、間違った性的倒錯を、幼い頃にそういった危険なメディヤなどで知って、其れによりこういった倒錯をきたすもので在る。


 「中学の時の僕知り合いがそうだったよ。ネットでみた、気持ちの悪い動画や漫画に触発されてその異常性癖、異常性質、体質を想像の中で加速させて、裏で実際にやっちゃてたんだ。」


 「普通な奴にみえたんだ。」


 「けれど、確かに層言った匂いがしていた。幼児を犯しそうな匂いが。」

 といった。


 やはり、誤った知識による性的倒錯は悪なのだ。


 将来的にこういった悪魔のような人間を作り出す。


 十八禁の動画の間違った知識を鵜呑みにして、その誤った知識に、ある種の倒錯を起こす。此れが社会悪なのである。学校の教師がいった処で何の説得力もないのだ。


 社会が、正しい知識を、広めなければ無くならない。


 其れは、分かり切ったことだ。


 子供の時から、自分で情報収集をし、正しい知識を身に着ける。


 そうして、合理的に、考えてこの世界の悪に気が付けるといった事だろう。


 「傷だらけの女の子、男の子を見て、興奮するなんておかしい。」


 逝かれた野郎だ。


 「動物に倒錯を起こす。」


 逝かれたゴミだ・


 「過剰なプレイ。」


 死ねばいい。


 この世界は逝かれている。


 人間の性欲の多様性が逝かれている。


 罪深い人間の性質。


 ソノ病。


 「生まれつき人と違う。」


 不自由。


 不完全。


 潔癖症。


 社会に於ける人間としての性質。


 異質で異常。


 理解できない異常。


 そういう何かに、出会う。


 生れながらにして、そう変えられた。


 「そういった、間違った形の子供を作った。」


 けれど、親は間違った形の、そう成長してしまった子供を、其れ迄放置していた子供に、言う言葉などあるだろうか。


 そもそも、いって治るものなのか。


 異常気質が性質が治るものなのか。

 

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