第17話 第十五章 実績を見せつけよう

アマゾンで売りながら実績を添えた企画提案書を出版社に送り続ける。


これらの事柄を行い、アマゾンで印税を稼ぎながら、その結果を自分で集計し、出版社に対して企画提案を送る戦略が考えられます。もちろんそんなことは行わずにアマゾンで稼げるだけ稼ぐのも立派な戦略と言えます。

出版社が採用し出版されるのは、作家冥利に尽きるでしょう。しかし、嫌なことを言うようですが、出版社による出版は、絶版の二文字が常に付きまといます。

どんな市場でも売れ続ければそれでいいのです。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は私の知る限り、50版は重ねていると思います。売れ続ける限り出版社は増刷します。

同じ理由で、売れないと判断した本はあっさりと絶版にします。この厳しい土俵に、プロ作家として何が何でも登ろうとするかどうかは、その人次第です。

 私からお伝えすることができるのは、原稿を書くことができるあなたは、稀有な能力の持ち主です。出版業界の厳しい現実にその才能を潰されないように、少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。

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