ポンコな私の恋愛遍歴

雪見 白雪

第1話可愛子集会

私の名前は桜

ごく普通の小学5年

変わった事と言えば周りの女の子達が

とてもませている。

ただ今みんな恋愛真っ最中であります。


わかりやすいもので、足が早くスポーツが得意な男子がモテる

結果クラスの半分くらいの女の子が

同じ人が好きだ。

まだ、小5同じ人が好きな事はむしろ

同じグループに所属してるようなもの

特に問題ないのだ、

しかし女の子のグループとは

自然とリーダ的子とそのサイドを固める2番と3番

次はリーダーを持ち上げ上手な子

一番下にはトップ3の引き立て役の子となんとなくポジションが決まる


決まる理由は流行りに乗っている子である

髪が長く可愛い結び型に可愛い

ヘアゴム

オシャレな服に流行りの文房具


ちなみに私、桜はショートヘアで

いつもパンツスタイル


もちろん引き立て役である。

トップ3の子達は自分が可愛い自信がある。堂々としている。

皆んなが同じ子を好きになったって

自信があるからきにならないのだ

だけど、人気の男が誰の事が好きなのかは知りたい。


探りを入れるが、男子はそこまでまだ

恋愛を気にしていない


私、桜はショートにパンツスタイルと

たまに男の子に間違えられる。


ツインテールのリボンヘアの子からは

ライバルとも思われない

この時点で、自分は可愛い女の子に

分類しない事に気がつく

身の丈の合った行動を自然とするようになるのだ。


その衝撃は突然だった

前から人気の男子が走ってきて

私のお腹をパンチした。

私はうずくまり。

先生に保健室に連れて行かれた


人気の男子の春人くんは

お母さんが呼ばれ怒られている

私の母も迎えに来た


「どうしてこんな事したの?」と

春人くんのお母さんが聞く


春人くんは泣きながら

「泣いた顔が見てみたかった」と

答えた

そういえば、私は学校で泣いた事が無い

なんなんだよ。と思いながら

母と一緒に帰った

だけど、この出来事で

春人くんの好きな子は絶対に桜じゃ無いと確定した。


子供らしい学校生活の中に少しづつ

恋とゆうものが混じる


6年も後半になると、いよいよ

春人くんの好きな人が誰なのか?

話題になる事が増えた


可愛い女子達中心で成り立つグループ

そのトップ3の誰かであるだろうと

絞られてきた。

3人とも、自分だとゆう自信がある


ついにその日は来た

放課後、春人くんを呼び出し

女子グループが囲む!

「好きな人おしえて」と

トップ3の1人が言った

もう1人が

「この中に好きな子いる?」と聞いた

春人くんは

「いるよ」と答えて

トップ3はワクワクしだす。

私、桜は後ろの方で様子を見ていた

内心、自信があるってすごいなと思いながら見ていた!

トップ3の中でも一番リダー的な子が

「ここに居る女子は皆んな春人くんが

好きなの、だから

春人くんの好きな子教えてくれたら

両想いだから、明日から一緒に帰るの

いい?」と

春人くんはおねいちゃんが居て

都心から3年の時に引っ越してきた、

垢抜けていて、他の男子より進んでる感はあった。

春人くんは

「いいよ、この中に好きな子居るから

明日からその子を家まで送るよ

彼女だね?」と


私、桜は

わー、すごい皆んな大人っぽい

彼女ですか?なんと、と思いながら見ていた、そしてここにいる私は

春人くんの事が好きな1人でもあったが、パンチを食らっている、

女子扱いはされてないな、と

この集会を人生初めてのドキドキ感で

見ていた。

空は曇っていて少し薄暗くなってきた

それがなんだか、ドキドキをさらに盛り上げる要素になっていた。

薄暗い、不安、だけど、春人くんが

好きな女の子は送ってもらえる


春人くんの家は学校からすぐ近くだった為ランドセルは家に置き自転車だった。


女子達は少女漫画を読んでいるので

キザなシチュエーションを想像してしまう。

放課後の帰り道の途中人通りの少ない

砂利道、

春人くんが

「全員目をつぶって下を向いてくれたら、好きな子の通学帽子を取る

いいよ!って言ったら目を開けて

帽子がない子がオレの好きな子だから」


なんと、女子の期待を裏切らない

やり口、さすがだなと思った

トップ3の子は春人くんの目の前

自信がある順にならんでいる

「じゃあ、目をつぶって下を向いて」

皆んな目をつぶり下を向いた

春人くんはグルグル皆んなの間を何度も回る歩く

春人くんが近くに来るたび皆んなドキドキしているのがわかる、

この時に私、桜の恋愛遍歴のスタートのテープは切られた。


始めてのドキドキだ

なぜか、自分は無いと思っていたのに

シュチュエーションに流されるのか。

もしかしたらと考えドキドキするものだ。

春人くんは足音を小さくした。

足音は聞こえ無くなり。

でもまだ、

「いいよ!」の返事が無い


私、桜の帽子を春とくんが取って

走って元いた場所に戻ると

「いいよ?」と言ったので

皆んな目を開けたそして周りを見回して、

え? は? なんで? と言いたそうな顔をしていた。

一番驚いているのは私かリーダーの子

だろうな、


リーダーの子は

「え?いつから?」と聞いた

春人くんは

「転校して来た時から」と答えた

そして私のランドセルを

自転車の籠に乗せた。

「桜の家まで、送るよ」と

私は黙っていた。

正直な所カナリカナリ嬉しかった。

パッとしない桜が、選ばれた

トップ3は

「なんで?なんで?」と聞いた

春人くんは

「ショートヘアが似合うから」と

答えた。

私の恋愛遍歴が始まった

漫画で読んだみたいのと全然違うじゃん!!となるとはこの時は思わなかった。

「夜、電話とかできる?携帯ある?」と聞かれ


「一応あるよ」と答えると

「夜電話するよ」と

皆んなにひやかされながら帰った。


夜電話が来た

女子皆んなに呼ばれて初め怖かったよ

とか

好きな人言う事になるなんて

思わなかったよと

私は気になっていた事を聞いた

「なんで、私パンチされたの?

好きならしなくない?」と

答えは

「桜ってからかっても、泣かない

転んでも泣かない、怒られても泣かない

だから泣き顔が見たかったんだ、

本当にごめん」と


そして

「桜は俺にパンチされたのに、

あそこに居たって事はオレの事好き?」と

私は

「なんか緑のペンで消しゴムに好きな人の名前書いて最後まで使い切ると

両思いになれるって、だなら

春人って書いてあるよ」と話した



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