失礼

え、何だって?お前今、俺の名前を言わなかったか?シンジ、と。

シンジという名前は響きからするとカッコいいのか!?!?

一瞬浮き足だったが、すぐに落とされた。


「うちのクラスにね、名前はカッコいいだけど、冴えない男子がいんのよ。しかも私と隣り合わせ。あまりにも陰キャだから、見ててイライラすんの。

名前はシンジ。名前だけはいい名前だと思うわ」


「こーら、ハル!そのシンジくんて男の子に失礼よ!!」


おいおい、そのシンジくんとやらはこの俺のことだ。

本人を目の前にして失礼極まりないことを言うんじゃねぇ…!!!!


ま、ほんとのことだけど。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る