(二)-8

 それなのに、コイツは、今朝、私の家の私のベッドの上で、しかも私の隣で寝ていたのだ! 一体何なのよ、何が起きたっていうのよ!

 友人とコイツの会話を聞いていると、そう叫び出したくなった。思いっきりコイツに怒鳴ってやりたいと思った。でも、さすがにこんな場でそんなことは言えない。

 同時に少し心配になってきた。コイツが同じサークルで、多分昨夜の練習後の飲み会でも顔を合わせていたんだと思う。その後、コイツは私の家に上がり込んだ。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る