第4話特訓?イジメ?

あれから1ヶ月が経過し今日も特訓という名のイジメを終えたあと


 「それにしてもシンはなんでも覚えるのが早いわね。っていうかむしろ異常と言ってもいいぐらいだわ。」


この1ヶ月でそれなりには気を許してくれたのかリアーナさんは僕の事をシンと愛称で呼んでくれる様になった

…単に真佑が長いとか言っていた気もするが…まあ気の所為だという事にしておこう

そして私自身も自分の事を僕と言う様になった

この年で僕はどうかと思ったがリアーナさん曰く10代にしか見えないのに話し方が違和感だらけだから僕の方がいいとの事だ

ちなみにリアーナさんには全て話をしておそらく自分はこことは違う世界から来たのではないかという事を伝えてある

リアーナさん曰く永く生きてきたがそんな話は聞いた事がないらしくとても興味を持たれた

それもあってかリアーナさんは僕を鍛えて?くれている

ちなみに姿が若くなっていたのはこの世界では魔力という物がありその魔力が高いと老化が遅れ長い間若さを保つ事が出来るらしい

なるほどそれで2000歳超えのオバ…ゲフンゲフン、エンシェントエルフであるリアーナさんは若い姿のままなんだそうだ


 「…そうですかね?確かに昔から一度見た事はだいたい出来るみたいですが流石に師匠みたいな化け…規格外な事は出来ませんよ?」


そして僕はリアーナさんの事を師匠と呼ぶ様になった…というか強制だった


 「…貴方今化け物って言いかけたわよね?」


 「…いやだな〜そんなはずないじゃないですか?」


 「…そうよね?私もまさかシンがそんな事を言うとは思わないけど…」


次の瞬間僕の立っていた場所が大爆発を起こした


 「ギャーーーーーーーーーーー!こ、殺されるーーー!な、何するんですかこの化け物…ア…」


 「…やはりまだまだ躾が必須なようね?」


 「アーーーーーーーーーーーーーーーー…」


 「…ところでさっきも言ってけどシンの物覚えの早さは異常なのよ?それで考えたんだけど多分シンのソレはギフトなんじゃないかと思うのよ?」


 「……普通に話を再開してますが…師匠の目の前で死にかけてますからね…僕……で、ギフトって何ですか?」


 「…貴方も大概タフになったわね?…まあ私の指導のおかげだけれどね。」


 「…指導?…イジメの間違いでは…」


 「…ああん?」


 「…いえ、何でもないです。その通り素晴らしい指導のおかげです。」


 「そうでしょ?ところでギフトというのは魔法やスキルとは違って自分で覚えられるものではなくて神から授けられたものを指すの。けどギフト持ちなんて世界に数人しかいないはずなんだけどやっぱり違う世界から来たからかしら?興味深いわね…フフッ…」


 「…あの〜師匠?」


 「よし、それじゃあイグニスと戦いなさいシン!」


 「………ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

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