レシピ52「コンビニバイト⑨」

※写真は作者の「近況ノート」に添付してあります。

 下記のURLをクリックいただけると移動できます。

【写真】


https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16818023212356601186


【レシピ】


https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16818023212252165100


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オリジナルキット「vol. 044.スターダスト・ブレスレット」

レベル2(初級者向)ニュータイプ・キャッツアイ(星型)を流れ星のように編みこんだ

ロマンチックなブレスレットです。

ライトピンク、ホワイト、ライトブルー


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辞めたきっかけは。

トイレ掃除のことでした。


ドアに掛けてある札にサインをする。

番をこなした人が記載します。


ある時。

店主の奥さんが。


僕の番の後。

トイレの点検をして。


汚れがあると。

皆の前で告げたのです。


僕はその時、四十歳。

最年長です。


もとより。

将来のためにバイトをしたのです。


一番キツイ、時間帯。

一番キツイ、仕事を。


黙々と。

こなしてきた僕に、この仕打ち。


さすがに切れました。

即座に辞めると告げました。


今から思うと。

その奥さんも。


上場企業のエリートと結婚して。

悠々自適な生活を夢見ていたのでしょう。


予期せぬ老後のコンビニ経営。

楽ではありません。


下手をすれば。

バイトよりも低い時給で。


フラストレーションが溜まっていたのでしょう。


格好のいじめの対象に。

僕を選んだのかもしれません。


以来。

そのコンビニは立ち寄っていませんが。


頑張って欲しいと。

願う僕なのでした。


人生は。

中々。


・・・なのです。(笑)


※※※※※※※※※※※※※※※


結局。

僕にとって、このバイトは。


どんな。

意味があったのでしょうか。


どん底に備えるためには。

多少の予行演習にはなりました。


只。

それ以上に。


心に負った傷は深かったです。


何気ない。

人々の所作に。


疑問を抱くようになりました。


でも。

それ以上に。


人に対して。


優しい気持ち。

許せる気持ちを持てるように。


なった気がするのは。


僕の。

勘違いでしょうか。


※※※※※※※※※※※※※※※


これで。

コンビニ編は終了します。


皆様。

特に若い方に伝えたいのは。


人生では。

様々なことがあって。


僕の苦労など。

大したことは無いかもしれません。


それでも。

最も充実した年齢で。


味わった。

切なさは。


中々の。

ものだったのです。


だから。

多少の辛さは。


なぁんだ・・・。

と。


受け流して。

頑張って欲しいのです。

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