もう救いようがない。

結構グロテスクです。

あと主人公がかなりクズです。

それでも大丈夫な方は読んでもらえると嬉しいです。

ー-------------------------------------

最近彼女がおかしい。

今までなら僕とのデートを優先してくれたのに。

友達との遊びを優先する。

いつ、どこで、なにをしているか。これを言うのは付き合う時のルールだったのに。

言ってくれない。

というか嘘をついた。


「お仕置きかっくて〜♡」


夜遅く家に帰ってきた。

すこし疲れているっぽい。

僕と遊びに行く時と同じ服を着ていて可愛い。

でも他のやつに見せるのは許せない。


「ねぇ、どこ行ってきたの。」


僕の低い声に少し驚いた様子を見せる。


今まで優しくしてきた。

初めて好きになった女子。

それが彼女だった。

彼女の初心な反応が大好きでずっと大事にしていこうと思っていた。


「、、、、、、友達と原宿行ってきた。」


彼女は気まずいのか目を合わせようとしない。


「それ嘘だよね。」

「だって渋谷行ってるでしょ。」

「GPSには渋谷って書いてあったし。」


「え?GPS付けてるの?」

「私に?」


「うん。いっつも危なっかしいから。」


「つける前にちゃんと言ってよ、、、。」


「つけられたら嫌だって言ってるの?」

「それってさ、そんな疾しいことしてきたってこと?」

「あとさ、遊びに行ったのって誰がいた?」


「、、、友達のゆかりと莉緒。」


「でもさ、行ってる店ってさ、男物の服屋さんでしょ。」

「そこに女子3人で行くっておかしくない?」


「ねぇ、本当は男いるんじゃない?」


僕が壁に追いやると彼女は怖がっていた。


「それは、、、、言えない。」


なんでイライラさせる返答をするのだろうか。

今本当のことを言ったら少しは許そうと思ったのに。

まぁ監禁ルート決定だけど。


「あはは!ばっかだねぇー君。」

「そんな返答されたらもっと怒るに決まってるでしょ。」


「なぁその細い首折ってやろうか?」

「それとも脚の腱切るか?」

「僕なら一瞬でできるんだよ。」


僕が口の端をにたぁとあげる。


「怒らせるようなことしてごめんなさい。」


「はぁ〜〜〜。今謝罪求めてる訳じゃないんだけど。」

「最後のチャンス、本当のこと言って。」


それでも首を振る彼女にすごくイライラする。

僕は優しい人間だと思っているのだろうか。


「じゃあ殺すまでだね!」

「今からは何言っても許さないから。」


「待って!それはやめて!」


『ぐき』


「う゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」


まず手始めに足を折った。


痛くてもがいている間に地下室へ運ぶ。

手枷をつけ暴れないようにした。


「いだいぃ!!!!いだいぃよぉー!!!!」

「お願いだから許してよぉ!」


泣き叫ぶ彼女を無視して次は右足折る。


「あ゛ぁ!!!!!」


「こんなもんでへばってたら駄目だよ。」

「これからもっとひどいことするのに。」


「ひっ!!!」


あーゾクゾクする。


恋人繋ぎで彼女の手をつなぐ。


ちっちゃくてモチモチする。

ずっと握ってたいけどこれもお仕置きだからね。

まだ涙目な彼女は一瞬で痛苦に変える。


「あ゛ぁ!!!!!」


ずっと泣き叫ぶ彼女にイライラしてきた。


「いい加減静かにしろ。」


僕が低い声で言っても彼女は聞く耳を持ってくれない。


「よかった~。持ってきておいて。」


僕はガムテープを取り出し暴れる彼女に無理やりつける。

ガムテープを鼻までつけるか迷ったが結局鼻までつけた。


息ができない彼女は必死に息を止めている。

どうせ死ぬから無駄なのにww


「はぁーい。次は、、、耳かな。」


ポケットナイフで彼女の耳を切ろうとするがよけようとする。

まだ体力があるのかよ。


僕は彼女の顔を取り押さえ耳を切った。


『ぼたり』


落ちた耳は血だまりをつくっていた。

真っ青な顔をしている。

もう死にそうだ。


僕はガムテープを取り息をさせてあげた。


「はぁぁぁ、、、ふぅぅぅぅ」


久しぶりの空気に呼吸をしにくいらしい。

落ちた耳のことを気にする暇もなく頑張って呼吸をしようとくる。


呼吸が落ち着いた彼女の口を無理やり開けさせキスをする。

下を絡ませる甘ったるいキスはミルクティーの味がする。

さっき男と飲んできたのだろう。

その味をいきなり血の味にする。

彼女は必死にキスを拒むがぼくはやめさせない。

数秒経った後に彼女から舌が零れ落ちた。

そう僕は彼女の舌を切ったのだ。


もう話せないのだろう。

感覚が麻痺しているっぽい。

ふらふらとしていた彼女はばたりと倒れる。


地下室なので音が響く。

彼女が死んだことがことがより分かった。


「あーあ。もっといたぶりたかったのに。」


まわりの汚れの後片づけをし、再び彼女を向き合う。

後悔はない。それなのになぜか涙が止まらない。

ああそうか。俺は今やったことを後悔していたんだ。


『もっと後悔させてやろうか?』


もう生きていないはずの彼女の声が聞こえる。

幻聴であってほしい。

でも彼女の子どもっぽい声は幻聴じゃない。

昔と全く変わらない。

僕はより涙を流す。


「いやだ。」


俺が否定をしても体は彼女の部屋の方へ向かっていった。

そして彼女の机に置いてある袋を開くと綺麗に包装された銀紙が見えた。


「開けたくない。」


悟ってしまったんだ。

何があったか。

どうして隠したかが。


それでも体は動く。

無理やり開けた中には手紙と服が入っていた。


『お誕生日おめでとう。これは私からのプレゼント!前欲しいって言ってた服だよ。あと一着だったから買えてよかった~。私の誕生日の時はサプライズでくれたから私もサプライズしたくて!いつもありがとう。ずっと大好きだよ。改めてお誕生日おめでとう。これからもよろしくね。』


ああ。なんて俺は酷いことをしたのだろうか。

サプライズ仕様としてくれた彼女を殺した。

ポケットに入っているナイフを取り出し自分の喉元に当てる。


謝って許されそうなんて思わない。

彼女も大好きって言ってもらうなんて思わないから。

僕も逝かせてくれ。


「今も大好きだよ。ばいばい。」


喉元に当てたナイフを舌に刺した。


End








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る