居たのは自分の中?

眠りに落ちる寸前に強く念じると、まぶたの裏で『何か』の部屋を数秒覗く事ができる。

人間のようだが耳は長く目が大きくて、宇宙人じゃないかと思っている。変な能力だが、暇潰しに覗く日々が続いた。


昨日、奴は血相を変えて荷物をまとめていた。引っ越しか?


「老衰です」

次の日、僕は死んだ。

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