お手伝いロボット

「僕が死んだら、君はどうしたい?」

「こんな古いロボット、今時誰も雇ってくれませんよ。責任をとって、私の充電が切れるまで側にいてください」

聞いた主人は、痩せた頬いっぱいに笑っていた。


昼の12時になると、窓際に座る主人そっくりのロボットが鼻歌を歌い出す。

あと何回聞けるだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る