第18話

世間は不倫を良くは思わない。しかしながら、遊びから本気までいろんな形の不倫があり、別れるケースが多いが、中には略奪に至るものまで…。


世の中正しいか間違っているかとかが全てではなく、愛し合っていることに違いない、しかしながら法律上結婚と、いう制度があるかぎりどうしようもないことだ。何より、麻衣はめんどくささを知っている。

結婚していたし、子供もいた。我慢するしかない、それでも自分の気持ちに嘘はつけない。


真一の気持ちは理解していた。

若く結婚したこともない、女性とは違うのだ。


婚期を逃すと、いうようなこともなく、一通り経験済みなのである。これを純愛と言わず何と言うのか?


それで、そして、麻衣は離婚には反対だ。

自然な形でない限り、離婚してはならない、麻衣は一途に想っているだけで見返りなんて求めない。

そう、決めていた。少しでも会えたら…。


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