決別

幼馴染と俺は今日、この先をもって決別する予定。


ほら、幼馴染のヒナタを呼ぶ藤島くんの声が聞こえる。

俺は俺でハルとの道を歩き、

ヒナタはヒナタで藤島くんとの道を歩けばそれでいいだろ。


「ヒナタ、一緒に帰ろうぜ」

「ちょっと藤島くん、無理矢理キスしてきといて彼氏面しようっての!?やめてよね?」

「は?おまえ、幼馴染の、このど陰キャくんのことが好きとか、マジで?

あのなー、こいつにはもう、春川ハルって

ビッチなギャルがいんの。物好きな女に好かれちまってんの!俺のこと、いい加減見ろよな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る