第43話 お前!この星のものじゃないな!

シルキーsaido

「行きましょう!ティアナさん!」

「いざ!〇〇の森へ!」ザザッと森の名前が雑音で聞こえなかった。

「ん?今なんて?」

光が収まると....そこは森の中、そして地獄ゴーレムにとってでした....


「そっち行ったぞ!捕まえろ!」

「了解!」

目の前では二人の鎧を着た男性が一匹のゴーレムを追いかけていた。

他の場所に目を向けると...

「金金金金金金金金金金金金金金」

と言っている銀髪の天パが目を金マークにしてゴーレムを借りまくっていた

うーん。この人はやばいやつですね。金の亡者かな?

「んじゃ、はじめようか!ゴーレム狩り!!」「了解です!」


「その前に、目の前に結構ゴーレムいるけどその中で最優先で狙うのを教えるよ。」

「最優先?」

目の前には赤、青、緑、黄、紫と色とりどりのゴーレムがあちこちにいるが、背中にある鉱石が小さいヤドカリみたいな奴、鉱石がついていない奴、踊るカボチャのゴーレム。など色々いる。最後のは反省を促しているようだ。なんか偽物感がある。「うん。まずは、あの岩場にいる六角形の鉱石が背中から突き出ているやつ」

「あの紫色のやつですか?」

見た目はヤドカリのようなカニのようなこうか

「うん、あのタイプが一番金になるんだよね」確かにカニは高い値段で売れるイメージだもんね。でも…あのカニ、なんか魔力というか、この世界というか、この星で生まれた生物じゃなくない?具体的には某クトゥなんとかというか、宇宙的恐怖コズミックホラーと言うか… 具体的にはラー〇=テゴスに似てる気がする。めちゃくちゃデフォルメされてるけど

「あれ本当にゴーレムの一種なんですか?」

「うんそうだけど...違う気がするって?うーん、気のせいじゃない?」

「そうかなぁ....ん?」

おや?あれは....鎧を着た冒険者と....ゴーレムか?

「へへへ、こいつも貰ってくぜ、カニちゃんよぉ」

そう言って蟹ゴーレム、通称蟹から鉱石を剥ぎ取っていく。手際いいなこの人

「無念....にいちゃん...おれ、先に行くよ」

そう言って蟹は息を引き取った。あまりにも無念な最後に他の蟹が敵討ちにきそうだ。まぁ、返り討ちにするんですけどね。

「おい、あんたらもゴーレム狩りか?ここは俺たち、ギフターズの狩場なんだが、別の場所に行ってくれ」

(うーん、ムカつく、殺してしまおうか...(悪魔)(いいえ...此処は見逃すべきです、こんな奴等、殺す価値ありません。)(天使)

あれ?自分の中の天使の方がやばいやつじゃね?

まぁとりあいず、穏便にいこう。





つづく

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る