7、色の数を数えてみる


色鉛筆の背をなぞりつつ

持っている色の数を数えてみる

いつの間にかこんなにも増えていたらしい




さて


君の色は何がいいだろうか

瞳の色は 髪の色は


あなたの色は何がいいだろうか

くちばしの色は 翼の色は


空はどの色か

朝なのか 夜なのか


花はどの色か

赤なのか 青なのか




そうして悩んで悩みきって

自分が考えた中から

君たちにとびきりの色を与えられるとき


この瞬間がたまらなく好きなんだ



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