ひと息こやすみ詩集

野森ちえこ

第1話 海に行きたい

 海に行きたい

 いつかの海に


 ぼんやりぼやけた春の海

 恋もにぎやかな夏の海

 余韻引きずる秋の海

 冷たく黒い冬の海


 海に行きたい

 どこかの海に


 広い海おおきな海

 やさしい海こわい海

 あなたがいる海いない海

 きみと別れた海出会った海


 海に行きたい

 ぼくらの海に



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る