第24話 休憩

「なあ朝倉、ゴブリンを撲殺するのは良いんだけど、素材とかどうすんの?」


「ああ~忘れてたっすその事を」


「魔石とか粉々になってそうだな」


「うう……貴重なお金の元が……」


「まぁ今回は朝倉のレベル上げとやらが目的だからそれ優先で行くか」


「そっすね。アレックスさんによると、緑の人は食べてもあんまり美味しく無いらしいですしね」


「食い物基準かよ。なんか美味しいモンスター出てきたらどうすんだよ」


「その時はもっとキレイに倒すべきっすかね?」


「まあ安全第一でいいんじゃね。そういえば、久々に敵を倒したけどさ、なんか新しく生えてねーのか変なスキル」


「そうっすね~えーと、どれどれ、先輩、アタシなんか敵倒したら自動的にアイテム回収できるようになったらしいっす」


「便利だな」


「そういえば忘れてましたけど、アタシはアタシでなんかアイテム空間あるんですよね」


「忘れてたなすっかり。だってお前が持つもの特になかったしな」


「だいたい先輩に預けてましたしね。先輩なんかそういうとこ紳士っすよね」


「よせよ……照れるだろ…………」


「なに照れてんすか」


「んで?どれだけ持てるんだっけ?」


「百個ですね」


「百個?なんか変な言い方だけどよ、重さとか容量とか関係ないのか?」


「うーん、分かんないっすけど、とりあえず百個らしいっすね。」


「アイテムをまとめて入れた箱とかは一個カウントなのか?」


「一応そうらしいっすね」


「ふーん……どこまでデカいのOKなんだろうな」


「世界丸ごと入ったら笑いますね」


「意外とできたりしてな」


「世界の半分が手に入った時に試してみますね」


「おう、んじゃまた新しい獲物でも探しに行こうぜ」


「はいっす」

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