それでも僕らは、縛られて生きていく──

まだ序章部分しか拝読させて頂いていないため、何とも言えないのですが。

僕は、この物語の中で「縛り」というものを強く感じました。
その「縛り」は呪縛のみならず、誰かと決めた約束事であり、自分の過去であり、失った分誰かを守ろうとする決意であると思います。縛りがないことは確かに自由ですが、縛りの中踠き抗うことによって人生は美しく鮮やかなものへと変わっていく。失うものはあれどそれを背負っていくことの意義、それが美しさを持って生々しく描かれているのが素敵でした。

主人公がこれからどのように成長していくか見守りたいと思います。
執筆頑張ってください。

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