2023/10/23

私はとあるユダヤ系ユーチューバーの動画をよく視聴している。その人はいまイスラエルで起こっていることについて、もちろん怒っていて「なぜハマスを野放しにするのだ」と訴えていた。


私にはアラブ人のネット友達がいる。彼女はパレスチナを支持して、イスラエルの対応を批判していた。


この二つから見た戦争には大きな違いがあるが、そのどちらにも私は共感を覚えてしまう。これは西ウクライナと東ウクライナから見たウクライナ戦争の違いにも似ている。


それぞれがそれぞれの陣営を応援するのは当たり前だ。なぜならユダヤ系にとってイスラエルの人々、イスラームを信仰しているアラブ人にとって同じ宗教を信仰しているパレスチナの人々は、その人たちの同胞であり、仲間であるからである。仲間を見捨てる人なんかいない。だから対立が深くなる。


私にはどっちが正しい側かはわからない。この世の中に嘘や誇張したものがたくさん紛れ込んでいるのもあり、真実が見えてこないのだ。だが、一つの出来事にはいろんな見方がある、ということを知っていることは大事だと思う。


これを読んでいる読者の皆様にも、物事にはいろいろな見方があるということを知ってほしい。だから私はこのエッセイを書いているのだ。

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