エジソン編‐4

耳が聞こえなくなりながらも決して発明を諦めず、蓄音機を生み出したトゥーマッスル!

しかし彼にも迫り来る悩みは存在する!

それは!


「何も!思い浮かばないんだ!」


スランプ!

圧倒的不調!


「発明をしたいのに!何も思い浮かばないんだ!」


そんな時に大事な事と言えば、そう!


「ちょっと散歩に行くんだ!」


気分転換!


「着いたんだ!」


そして来るは特許許可局!


「むむむ!なんだか閃きそうな気がしてきたんだ!」


早速、気分転換の効果が現れる!

天啓の気配を感じ取り、両の眼を閉じてポージングをし、受け入れ態勢を整えるトゥーマッスル!


「ん?ひぃ!なんだこの筋肉は!?」

「…………!」


偶然にも通りかかった人間がいた!

その者は特許の申請に来たのだが、トゥーマッスルの筋肉に委縮する!


「ひ、ひいぃぃ~!お助け~!」


あまりの驚愕に、思わず特許出願しようとしていた発明品を落として逃げ出した!


「………む、何やら騒がしかった気がするんだ!お蔭で閃きそうで閃かなかったんだ!」


特許出願者の逃走後、開眼するトゥーマッスル!

しかし天啓は終ぞ降りてこなかった!

悲嘆にくれ、視線を下に落とすとそこには!


「こ、これは!」


発明品が落ちていたのだ!

これぞ天啓!

これぞ天祐!


「きっと主が私の発明を待ち望んでいると言う事なんだ!ありがとうございますなんだ!」


落ちていた発明品を拾い上げ、天に掲げ、感謝の声を上げるトゥーマッスル!

この経験を活かし、その後スランプになる度に特許許可局でポージングをするトゥーマッスル!

そしてその度に天からの恵みを授かるトゥーマッスル!

まさしく発明の神に愛された存在と言えよう!

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