第6話 「節約して得た1ペニーは、稼いだ1ペニーと同じものだ」(西洋のことわざ)

 ここまで読んだあなたは、自分の給料の毎月の手取額が、何万円か分かっているだろう。


 では、この手取額を上げる方法は何があるのかというと、昇給や時給のアップなどがあるが、これらの方法が難しい事は、あなた自身がよく知っていると思う。


 ワシも、底辺だから昇給など縁のない話だった。


 収入を増やすために副業でもやってみるか?

 Wワークは、金持ち以外は普通にやっているからの。

 だが、それで体を壊す者も大勢いる。

 体を壊しては、「豊かな生活」どころか、「普通の生活」すら出来なくなるぞ。


 ワシが言うまでもなく、収入を増やすのはとても難しい。


 手取り収入を増やす裏技もあるが、ここでは教えられん。

 どうしても知りたい者は、ワシにコンサル料100万円以上を払う覚悟のある者のみ、サイトの運営者経由で連絡してくればいい。

 運営が、「うちのサイトで怪しい金儲けすんじゃねえ!!」とぶち切れて、そんなコンサル話潰すことは、確実だがの。

 

 だが、支出の減少、いわゆる「節約」は、誰でも取り組めるぞ。年齢、性別、就労環境に関係なく取り組める。ワシもせっせと取り組んでおる。


 だから、あなたが最初に取り組む事は、生活の中での無駄な支出を、少しでも減らすことだぞ。

 これが出来なければ、「プチ豊かな生活」を目指すことは不可能だぞ。

 

 では、支出を減らすために、とりあえず食事を抜く。

 三食とも外食なら効果があるかも知れないが、反動でドカ食いすれば、余計に金を使う事になる。

 子供がいれば、食事抜きは不可能だぞ。


 支出を減らすために無計画に取り組んでも、泥縄式以下の結果しかでないぞ。


 あなたは、じゃあどうすればいいんだ、とキレかけているだろう。


 ワシは、前回、月の手取り収入は何円かかおぼえるように言ったはずだ。


 その収入に対して、1ヶ月にどのくらいの支出があるのか、確かめることから始めるのだ。

 具体的には、雑でいいから家計簿をつければいいのだ。

 結果は赤字でもよい、現在の支出額を知ってから、工夫して黒字に変えれば良いのだぞ。


 雑な家計簿でも、大まかな金の流れが分かれば、無駄遣いしているものが、ぼんやりと見えてくる。

 見えてくれば、無駄を少しづつ削ることができるようになる。

 無駄を削って、お金が残るようになると、楽しくなって、家計簿も細かくつけるようになり、節約も一段と進んでいく。

 そうすると金がもっと残るようになり、そのうち、資産形成方法を実行することも可能な金額が貯まることになるかもしれない。


 どうだろう、ゆるふわコンサル本より確実に、あなたの手元にお金が残るのだそ。

 しかも節約は【無料】だぞ。

 今すぐ始められるぞ。

 手間は少しかかるが。


 あなた自身のために、節約(支出削減)はやってみる価値はあると思うぞ。


 では、お金をどのように使っているか、明確にするために、1ヶ月の支出を細かく分けていこうかの。


 よく、起業本や資産形成本に書いてある経費節約の説明の時、「固定費」と「変動費」いう言葉が出てくるが、この固定費と変動費の説明を読んでいると、訳が分からなくなって、起業をあきらめるという、笑えない話もある。


 釈迦に説法ということわざがあるが、ワシがあえて説明しよう。


 固定費とは、あなたがなにもしなくても、出て行くお金(支出)の事である。

 家賃がこれに当てはまる。

 毎月数万円の出費は痛いが、普通の生活をするためには必要な出費だから仕方がない。

 

 変動費は、食費をはじめとする日常生活に必要なお金と、娯楽をはじめとする、その他の楽しみのためのお金に分けられる。


 つまり、あなたの毎日の食事や衣服のお金、飲み代、タバコ代、などの嗜好品などのお金、電気代、ガス、水道はすべて変動費になるとおぼえれば良い。


 ふむふむ、電気代は、基本料金は固定費で超過分は変動費じゃないか?


 うむ、その通りだが、経理の経験がない人にとって、毎月支払い料が変わる電気代は、変動費に分けた方が分かりやすいと思ったから、雑な分け方にしたのだぞ。

 目的は節約であって、つまらん揚げ足取りをするためでは無い。

 

 では、次は、変動費の中で一番大きな食費の節約について語ろう。


 その前に、貯金の鉄則を書いておこう。


 「節約して得た1ペニーは、稼いだ1ペニーと同じものだ」

 (a penny saved is a penny earned)


 「


 節約に励む者なら、この格言はおぼえておかなくてはならないぞ。


 ちなみに、三欠くとは、「義理、人情、」だぞ。

 人付き合いをすると、必ず金がかかることから、【付き合い】がわざわざはいっているのだぞ。

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