第17話

これでさすがに瑞己も諦めただろう。よく分からん男と泊まりなんて親が許すとも思えん。俺だったらその男を抹殺にしに行くな。呪いの呪詛をいいながらだ。


「うちの親は大丈夫ですよ。むしろ応援してもらってますし」


いや俺のこと知っているのかよ。いや好きなら相談もするか。退路を断たれたな。あとは問題のが夜寝てるときに香織がセクハラをしないかだが。これはどうするんだ?


「まぁ親がいいならいいとして、同じ部屋だと香織にセクハラをされるぞ?温泉だって一緒の場所なんだし」


「同じ部屋なら徹先輩が守ってくれますよね?温泉は時間をずらすので問題ないです」


「分かったよ。夏休み泊まりで仙台行くか」


「やった!」


嬉しそうに瑞己は跳ねた。おう胸が揺れとる。思わず視線が胸に。これが万乳引力か。あの揺れを見たら誰でも見ちゃうよね!幸い瑞己は気づいてないようだから脳にインプットした。


「仙台って他に何があるんですか?」


「ラーメンで思い付いたから何があるかは分からない。まぁ城とかじゃないか?」


「どんだけラーメン食べたいんですか?観光はこっちで調べておきますね」


「頼む」


折角だしそこそこのホテルに泊まるか。お金は投資で稼いでいるし、問題ないだろう。三人分くらいなら出せる。まぁ何よりも心配なのが、香織がセクハラを人前でしないかだ。あれをさすがに他人の前でするのは問題がある。


「フフ楽しみですね。泊まりなんてもしかしたらきゃっ」


「いやそんなこと起きないから。香織がいるのに襲ったら俺が殺される」


そもそもそんな度胸二人きりでもないが。香織は嫉妬深くないが、ヤるのは別だろう。なんで私がダメなのよぉーとか言って襲うまである。それだけヤるのは危険なんだ。まぁ香織が好きだからヤるきはないが。


「なら別々の部屋にしましょう。それなら私が徹先輩の部屋行けばばれないでしょうですしね」


香織の第六感を嘗めない方がいいぞ。あいつ俺が薬を盛られてホテルにつれてられそうになったときもなんか重大なことが起こってる気がするとか言ってホテルの前で止めてくれたからな。香織が好きな奴と出掛けるときも家の前で待っていたし。


「多分ばれると思うが。それに部屋が別々はお金がかかるし。ストッパーがいないから香織に襲われるぞ」


まぁさすがに無理やりはしないと思うが。胸は生でも揉みしだくだろうな。多分その気にさせようとしてくるだろう。媚薬は使わないと思うが。


「そうですね。一人の部屋だと何をされるか分かりませんね。一緒の部屋にしましょう」


「瑞己ちゃん来たよー」


そう言ってドアを香織は開ける。よだれを滴しながら、恐らく病室なら他人の目をきにすることなくもっと過激なことができると思っているんだろう。開ける前から瑞己が来てることが分かるってやっぱ香織の勘はおそ恐るべき精度だ。


「ここなら誰もいないし、過激なことも」


瑞己によだれを滴しながら近づく香織。そして瑞己は俺の腕をつかんでいる。ああ、なんといい感触なんだろう。胸が柔らかくて昇天しそうだ。おっとそんなことより香織を止めないとな。


俺瑞己の背後に立って胸をさわろうとする香織にチョップをかました。


「痛っなんで叩くの?」


「生で触ろうとしてるからだ。いつもより過激なら止めるだろう。下も触ろうとしてだろう?それはもう警察案件だぞ」


「大丈夫。だって徹以外いないからね」


「少しは男の目もきにしろ。さすがに生はヤバイから」


「仕方ないなぁー。服の上からで満足してあげるよ」


そして瑞己の胸を揉んだ。百合っていいな。美少女同士なら尚更だ。とりあえず感じている瑞己を見ながらマッカンを飲んだ。過激じゃないセクハラはもう諦めた。だがその代わり素晴らしい光景をみれるんだから最高だ。


「ぐへへこの感触素晴らしいよ」


「もうその辺にしてください。徹先輩もみてるんですから」


「徹ももっと感じてるところをみたいでしょ?」


本音をいうともっとみたいが、もっと過激になったらさすがに視線に困るからな。この辺で止めておくか。


「これ以上やられれと視線に困るからやめておけ。揉み足りないなら自分のでも揉んでおけ」


「私のオナニーの方が興味あるなんて変わっているよ徹は」


なんでそこでオナニーになるんだよ。確かに見たいが、ただ単にそんなに触り足りなきゃ自分のでも揉んでおけと言ったつもりなんだが。香織だって十分でかいんだし。


「なぜそうなる。自分ので我慢しておけってことだ」


「胸は他人のだからいいんだよ」


「それは分かるが、俺の前で生で揉むのはやめてくれ」


「仕方ないなぁー。明子ちゃんので手を打とう」


嫌なんで代わりを出す前提なんだよ。妹の揉んでいいよという兄がいるかよ。さすがに明子の喘ぎ声は聞いても気まずくなるだけだ。


「打たねーよ。普通にやめてね」


「ふっ私がそんなに簡単に諦めるほど胸に対する執着心がないと思ったのかな?」


「レズなのはいいがあんまりは激しくするなよ」


もう諦めた。それに激しすぎなきゃ問題ない。見てるだけで興奮するし。俺も変態かもな。







 










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