バッドエンドから推しを救うため、少女は破滅フラグをへし折る!

主人公の神埼ヒメはやりこんでいた乙女ゲーの世界に突然転生してしまい、一番の推しであるシリル先生と出会う。
しかしその乙女ゲーがバッドエンドだらけの鬱要素満載なものであり、シリル先生もまた救いの余地なく破滅へとまっしぐらに進むことが分かっている。
ゲーム本編の五年前という時間軸に転生したヒメは、大好きなシリル先生をはじめとした人物たちをバッドエンドから救うためにそれぞれの破滅フラグを片っ端からへし折ることを決意したのだ。

……こう書くと非常にシリアスなものに思えるかもしれませんが、ヒメの変態的なまでの愛がうまいこと中和してくれます。
そして王道展開の中に混ぜられる、筆者の着眼点から生まれる独自の設定も一見の価値あり。

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