コレは、『勘違いから世界を救ってしまう男の物語』である。

この物語の主人公である『ギルベルト・カーティス』こと、ギルは『巻き込まれ体質』が分厚いコートに具現化して常にそれを身にまとっている様な男である。
小心者で臆病、むっつりスケベで『変態紳士』。なのだが、結果として何故か毎回毎回それが好転する。だがしかし、ゆっくりスローライフを送りたいはずのギルとしてはそんなモノは迷惑千万。
…………………さりとて今日も今日とてギルは感謝され、尊敬され、挙げ句の果てに崇拝される。

『ギルベルト・カーティスは、今日も明日も明後日も、不(可能な程の)幸に出逢う。』

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