空色と笑顔

 B子はA子に言った。


「あんたの着てるシャツ、1万円の割に青一色で地味ね」


 そしたらA子は、自分のシャツに水をかけた。


「何してるの?」


 するとシャツは、七色に輝き始める。


「空色シャツだよ」


「すごい!派手だ!」


 B子は笑った。


「B子の笑顔を見られるなら1万円なんて安いものだよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る